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サミット/都心攻略の「三田店」を出店
サミットは11月21日、東京都港区に「サミットストア三田店」をオープンした。「これからサミットが東京のど真ん中にいっぱい店を作っていく先陣となる店だ。」と竹野浩樹社長。
この心意気や結構。
不採算ばかりの店を郊外に出し続けている企業経営者は見習うべきです。
投資をするなら東京。それも中心部。
日本は戦後、東京を中心に文化・経済をすすめてきました。
だから、東京に大学が集中し、大学生の4人に1人は東京で学んでいます。
所得1500万円以上の高額収入世帯の5世帯に1世帯が東京に東京に住んでいます。
人口の内訳を見ると、20~24歳の年齢層では11.0%が、25~29歳では12.6%が東京に集中しています。いずれも流行やファッションに敏感で、活動的かつ消費支出も盛んな年齢層です。
それゆえ、東京のマーケットは、その規模と質の両面において最も重要です。
他の地域で、損益分岐点ぎりぎりの店を出していくより、このマーケットの大きい東京で大繁盛店を1店舗出すほうが収益の面でも、認知を広げ、評判を上げ、ブランドを高めていく上でも大きな効果を期待することができます。
地方で数十店出しているチェーンより、東京で3店舗成功させている店のほうがその将来性は高く評価されます。
郊外へ逃げ出すチェーン店と戻ってくるチェーン店
しかし、そうやって、多くの企業、起業家が東京に集中し、出店していくからこそ、東京は飲食業に限らず多くの商売にとって大激戦区となっていることもまた反面の事実です。駅前に空き物件が出るとたちまち多くの企業、起業家の争奪戦になります。それが賃料相場を押し上げ、最後にはどんな商売の店にとってもほとんど採算割れ。そのような水準に至ってしまう場合さえあります。
ですから、「東京の駅前は、物件が取れない」と多くの経営者が思うのは無理もないことです。
そして、そういう経営者はどうしようとするか。「郊外」に活路を見出そうとする。
しかし、東京の郊外もそう賃料相場は安くない。そこで、東京を取り巻く首都圏や、あるいは関西圏、中京圏に店舗開発の軸足を移そうとする。いつしか、こういう企業はとても多くなりました。そのため、地方でも、立地のベストといわれる交差点角地が次々と開発されていった。
今はどうでしょう。もうそういった交差点角地でチェーン企業の店舗が出店していないところはほとんど見かけないのではないでしょうか?地方のロードサイドは、そういう意味で“飽和状態”が始まっています。
では、どうしたら良いのでしょう。
もう一度、東京を見直したらいかがですか。筆者ならそう言います。
では、どこだったら、取れるのか。あるいは、収益が望めるのか?
やはり、東京です。
サミットの英断にエールを送りたいと思います。
「出店戦略」の関連リンク ●不動産屋さんと実査して仲良くなる方法 ●成長し続ける立地戦略とは、売上予測をすることです! ●開店と閉店を決めるキーは、営業力と立地。埼玉県内は特に注意しよう。 ●股裂き開発は危ない 投稿日 : 2014年8月31日 ●【店舗立地はチェーン企業経営者の一大事】 投稿日 : 2015年2月25日 ●ウェンディーズは立地を再考しないと、また危ないです : 2015年3月7日 ●複数出店をして良い立地・悪い立地 投稿日 : 2016年7月24日 ●売上予測や立地判定をしないで崩壊したチェーン企業はありますか? ●「1週間でできる立地判定」【第7回】共同出店はファストフード店が最適 月刊コンビニ連載2013年7月号 ●これは絶対だめ!「出店のタブー ワースト8」 月刊コンビニ連載2013年12月号 ●セブンの東京出店戦略を論ず 月刊コンビニ連載2010年4月号 ●ファミリーマートの「am/pm店舗再配置」はどうなるか 月刊コンビニ連載2010年5月号 ●目指せ多店舗経営 月刊コンビニ連載2012年8月号 ●出店戦略は自社に適しているか、とりわけ目的来店性が高い店について。 ●利益の出る売上、利益の出ない売上を分ける出店戦略。撤退も速いほど良い。 ●出店戦略を作るために必要な立地分類の算出法 ●サミット/都心攻略の「三田店」を出店
23/06/12
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21/08/04
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21/07/10
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サミットは11月21日、東京都港区に「サミットストア三田店」をオープンした。「これからサミットが東京のど真ん中にいっぱい店を作っていく先陣となる店だ。」と竹野浩樹社長。
この心意気や結構。
不採算ばかりの店を郊外に出し続けている企業経営者は見習うべきです。
投資をするなら東京。それも中心部。
日本は戦後、東京を中心に文化・経済をすすめてきました。
だから、東京に大学が集中し、大学生の4人に1人は東京で学んでいます。
所得1500万円以上の高額収入世帯の5世帯に1世帯が東京に東京に住んでいます。
人口の内訳を見ると、20~24歳の年齢層では11.0%が、25~29歳では12.6%が東京に集中しています。いずれも流行やファッションに敏感で、活動的かつ消費支出も盛んな年齢層です。
それゆえ、東京のマーケットは、その規模と質の両面において最も重要です。
他の地域で、損益分岐点ぎりぎりの店を出していくより、このマーケットの大きい東京で大繁盛店を1店舗出すほうが収益の面でも、認知を広げ、評判を上げ、ブランドを高めていく上でも大きな効果を期待することができます。
地方で数十店出しているチェーンより、東京で3店舗成功させている店のほうがその将来性は高く評価されます。
郊外へ逃げ出すチェーン店と戻ってくるチェーン店
しかし、そうやって、多くの企業、起業家が東京に集中し、出店していくからこそ、東京は飲食業に限らず多くの商売にとって大激戦区となっていることもまた反面の事実です。駅前に空き物件が出るとたちまち多くの企業、起業家の争奪戦になります。それが賃料相場を押し上げ、最後にはどんな商売の店にとってもほとんど採算割れ。そのような水準に至ってしまう場合さえあります。
ですから、「東京の駅前は、物件が取れない」と多くの経営者が思うのは無理もないことです。
そして、そういう経営者はどうしようとするか。「郊外」に活路を見出そうとする。
しかし、東京の郊外もそう賃料相場は安くない。そこで、東京を取り巻く首都圏や、あるいは関西圏、中京圏に店舗開発の軸足を移そうとする。いつしか、こういう企業はとても多くなりました。そのため、地方でも、立地のベストといわれる交差点角地が次々と開発されていった。
今はどうでしょう。もうそういった交差点角地でチェーン企業の店舗が出店していないところはほとんど見かけないのではないでしょうか?地方のロードサイドは、そういう意味で“飽和状態”が始まっています。
では、どうしたら良いのでしょう。
もう一度、東京を見直したらいかがですか。筆者ならそう言います。
では、どこだったら、取れるのか。あるいは、収益が望めるのか?
やはり、東京です。
サミットの英断にエールを送りたいと思います。
私は、立地と高精度/売上予測で「不振店」を根絶します。
有)ソルブ 林原安徳
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「出店戦略」の関連リンク
●不動産屋さんと実査して仲良くなる方法
●成長し続ける立地戦略とは、売上予測をすることです!
●開店と閉店を決めるキーは、営業力と立地。埼玉県内は特に注意しよう。
●股裂き開発は危ない 投稿日 : 2014年8月31日
●【店舗立地はチェーン企業経営者の一大事】 投稿日 : 2015年2月25日
●ウェンディーズは立地を再考しないと、また危ないです : 2015年3月7日
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●セブンの東京出店戦略を論ず 月刊コンビニ連載2010年4月号
●ファミリーマートの「am/pm店舗再配置」はどうなるか 月刊コンビニ連載2010年5月号
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