TGがあっても売れない落とし穴

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TGがあっても売れない落とし穴

琢磨の立地コラム,立地について

2021/08/03 TGがあっても売れない落とし穴

売上予測コンストラクターの林原琢磨です。

 

 

ミクロ的な立地の良否を判定する上で、
最も重要なポイントが「TG(交通発生源)」です。

 

お店の直近または周辺に「TG」があるかないかで、

売上げは格段に変わります。

 

むしろ、「TG」が無い立地で繁盛するのは99%不可能、

と言っても過言ではないほどの重要度だと認識していただければと思います。

 

路面やロードサイドなどの立地タイプや、業種業態、チェーン/個人店を問わず、

「TG」の有無は明確に、直接的に売上げに影響を与えるのです。

 

 

 

それを前提として踏まえておいていただいた上で、

しかし、「TGがあればそれで安泰」というわけではありません。

 

「TG」・・・・つまり路面店のケースで言えば、

駅改札や商業施設出入口、交差点などは、

それがお店の近くにあれば、多くの場合はプラスの効果をもたらします。

 

しかし、そのプラスの振れ幅は「TG」との位置関係によるのです。

(なお、むしろマイナスに働くケースも少なからず存在します)

 

 

 

「TG」が最も効果的にプラス影響をもたらすのは、

お店が、「TG」と「TG」とを繋ぐ道路沿いにあり、

店前に「動線」が形成されている時です。

 

「動線」がなければ、「TG」の効果はそれほど大きなものにはなりません。

 

 

例えば、「駅前一等地」なのに流行っていない飲食店を見たことはないでしょうか。

 

その原因として多いのが、そのお店の立地は確かに「駅前」と言えるのですが、

駅の利用者のほとんどが駅を出て右側に進んでいくのに対し、

お店は左側にある、というようなパターンです。

 

確かに駅が「TG」になっているものの、「動線」はお店とは反対方向に形成され、

そのことが原因で「TG」の効果を十分に受けられていないということなのです。

 

 

 

その他にも、

「うちの店は目の前に大型の商業施設の入口がある。

それなのに売上げが奮わない」

という相談を受け、現地を見てみたところ、

 

「確かに目の前に商業施設はあるが、店と施設との間を道路が走っており、

しかも信号(横断歩道)がないため、施設から直接お店に来るには、

100mほど離れた交差点を迂回してこなければならない」

 

という状況でした。

そのため、「商業施設の入口TG」を出た人々の「動線」は、

目の前のお店に向かうのではなく、100m先の交差点に向かってしまったのです。

 

 

商業施設のメイン入口前の道路に横断歩道が無い

 

「TGがあるのに売れない」

 

こうした落とし穴にはまってしまうお店は、意外と多くあります。

 

「TG」があることは立地上きわめて重要ですが、

あればいいということではないため、

しっかり「動線」ができているかどうかまで吟味するようにしてください。

 

 


 

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