路面やロードサイドには無い商業施設内特有の小TG

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路面やロードサイドには無い商業施設内特有の小TG

琢磨の立地コラム

2021/08/01 路面やロードサイドには無い商業施設内特有の小TG

売上予測コンストラクターの林原琢磨です。

 

 

昔と比べて最近は、商業施設内への出店のご相談も増えてきました。

 

一時期は、商業施設内出店ができるのは、

路面でしっかり実績のある一部のチェーンのみでした。

しかし、近年はだいぶ裾野が広がってきており、

施設によっては個人店でも出店の機会が持てるようになりました。

 

 

しかし、路面やロードサイド出店と比べても、商業施設内出店はきわめて難しいものです。

 

「そもそも商業施設自体がマーケティングをおこなっているのだから、

その施設内に出店できれば十分に集客をすることが可能だ」

ということを考えていらっしゃる方も多く見受けられますが、

それはまったくの誤解です。

 

当然、商業施設内においても立地の良し悪しは明確に存在し、

立地が悪い位置のテナントに出店しても売上げは上がりません。

それどころか、路面と比べて家賃が高い傾向にあることがほとんどなので、

赤字店舗になりやすいという落とし穴もあります。

 

商業施設内出店においても、路面やロードサイド店舗以上に、

立地をしっかり吟味しなければなりません。

 

 

 

まず見るべきは、「TG」です。

 

商業施設内における「TG」は、例えば、

 

・施設の出入口

・エスカレーター

・エレベーター

・駐車場出入口(または連絡通路)

・核テナントの入口

 

などが挙げられます。

 

これらは、路面やロードサイドで「TG」をしっかり押さえられる人なら、

商業施設内においてもすぐイメージができるでしょう。

 

 

さらには、商業施設内特有の「TG」として、

 

・トイレ

・休憩スペース

 

などもあります。

これらは路面店などではほとんど見られないため、

見落としがちになりますが、意外と軽視できないポイントです。

 

商業施設内においては、特に大型のモールなどでは、

人々は施設内を回遊しており、滞在時間も長いものです。

 

滞在時間が長くなるということは、それに伴い、

トイレや休憩スペースなどの利用頻度も上がるということです。

 

すなわち、そうした場所に人が集まり、またそこから人が散っていく、

まさに「TG」としての特性を持つということになります。

 

したがって、そうした場所の近くにある店舗は、

他の何でもない場所の店舗よりも、

買い物客に認知されやすくなるというのは、当然のことです。

 

 

他にも施設によって、人が集まりやすい場所というのはあります。

 

商業施設内出店の話が来た時には、そのテナントの周りに、

ちゃんと買い物客が集まる要因があるかどうか、しっかりチェックしてください。

 

人々がその施設全体を回遊することが前提になっているからこそ、

少しでもこうした立地上の優位店のある場所に出店することが、

商業施設内での差別化を図り、売上げを上げるポイントです。

 

 

休憩スペース①

 

休憩スペース①

 

 


 

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