出店戦略は自社に適しているか、とりわけ目的来店性が高い店について。

売上予測 30年の実績

048-711-7195

107-0062 東京都港区南青山2-2-15-942

月~金 9:00~18:00

lv_r

出店戦略は自社に適しているか、とりわけ目的来店性が高い店について。

出店戦略

2017/12/21 出店戦略は自社に適しているか、とりわけ目的来店性が高い店について。

出店戦略は自社に適しているか、とりわけ目的来店性が高い店について。

 

1店舗、数店舗開業し、うまく行っているなら、早めに「出店戦略」を考えておかなければいけない。

仮に、自社の商品について、目的来店性が高いことが分かっているなら、「遠方からでも来店しやすい駅、インターチェンジ」を起点として、どういう地域に出していけるかを考え、全国、あるいは、拡大地域で設定しておこう。

 

目的来店性というのは、希少性が高い商品、高額な商品、専門性が高い商品、こだわりが強い商品を販売している場合に、遠方からでも来店してくれるという傾向である。ある意味、商売冥利に尽きる商売である。

 

これは、飲食業でも物販業でもあり得る。

たとえば、TGIフライデーやアウトバックステーキなどは、「こだわりと品質」が、ある特定の消費者層とマッチする。

そのこだわりや品質のためだったら、到達するまでどれだけ時間がかかろうと行きたい。金額は気にしない。

ローリーのステーキならば、それは極致に達する。こういう場合は、出店戦略をどのようにすべきか。

 

また、特定のこだわりがある家具や寝具、ジュエリーやバッグもそうであろう。いわゆる強いブランドを売っている場合である。

この出店戦略はどうすべきだろうか。

 

目的来店性を高めていけば高めるほど、立地は限定されていく。したがって、店数はさほど増やせないことを覚悟しなければならない。

 

ふつうの焼肉店なら半径500m内の住民が月1回でも来ていただければ御の字である。

しかし、目的来店性を高めた焼肉店ではそういうわけにはいかない。半径2kmはおろか5kmあっても狭いかもしれない。

 

目的来店性を高める場合の出店戦略はしっかり考えておかないと、ある時気づいたら、出店余地がなくなっていた。ということにもなりかねない。

出店戦略のミスである。

 

逆に、目的来店性がさほど高くないようなチェーン展開は比較的楽である。地域ごとの出店余地は、人口・昼間人口・購買人口の3要素あればじゅうぶん良いものが作れる。これに、出店の順番(優先順位)をつければ、それでじゅうぶんな答えが出せる。すなわち、出店戦略である。

 

物流や人事の採用など、ビジネスに特有な要件があれば、それが出店戦略の要になる。

 

bs_strategy-map

「出店戦略」の関連記事20180105時点
●不動産屋さんと実査して仲良くなる方法
●成長し続ける立地戦略とは、売上予測をすることです!
●開店と閉店を決めるキーは、営業力と立地。埼玉県内は特に注意しよう。
●股裂き開発は危ない 投稿日 : 2014年8月31日
●【店舗立地はチェーン企業経営者の一大事】 投稿日 : 2015年2月25日
●ウェンディーズは立地を再考しないと、また危ないです : 2015年3月7日
●複数出店をして良い立地・悪い立地 投稿日 : 2016年7月24日
●売上予測や立地判定をしないで崩壊したチェーン企業はありますか?
●「1週間でできる立地判定」【第7回】共同出店はファストフード店が最適  月刊コンビニ連載2013年7月号
●これは絶対だめ!「出店のタブー ワースト8」  月刊コンビニ連載2013年12月号
●セブンの東京出店戦略を論ず  月刊コンビニ連載2010年4月号
●ファミリーマートの「am/pm店舗再配置」はどうなるか  月刊コンビニ連載2010年5月号
●目指せ多店舗経営  月刊コンビニ連載2012年8月号
●出店戦略は自社に適しているか、とりわけ目的来店性が高い店について。
●利益の出る売上、利益の出ない売上を分ける出店戦略。撤退も速いほど良い。

有限会社ソルブ

電話番号:048-711-7195
住所 〒338-0002
埼玉県さいたま市中央区下落合四丁目17番18号

TOP