ずばり、東西南北の人口密集地域にそれぞれ道が通じていることです。

要するに、店の回りに、横切ることができないような広大な敷地や鉄道線路、河川、湖沼、山丘がないことです。

宅配商品をセット出来たら、どの方向に向けても、時間のロスがなく向かえることです。

ですから、この条件を満たすならば、いわゆる幹線道路沿いである必要はありません。

住宅街の真ん中でも（住民の苦情に結びつかなければの話しです）、商店街の中でも、オフィス街の真ん中でも良いのです。

そして、5分間の走行で到着できる範囲、それはたいてい２ｋｍ圏となりますが、に十分な人々がいることです。

じゅうぶんな人々というのは、1万人以上を顧客化できるだけの人々ということです。

商品にもよりますが、宅配をお願いする頻度は、通常、そんなに高くはありません。一般的に年2回と言われています。

仮に、1オーダーあたり2500円の客単価があるとして、月商５００万円（多くのフランチャイズチェーンの平均）を確保するためには、月間２０００回のオーダーが必要です。年間で２４,０００回ですね。

これを、年２回の注文頻度で割れば、１2,0００人ということになります。

２ｋｍ圏内に１２，０００人という数は、田舎では難しいでしょう。

やはり、都会、都会に準じるような地域でなければ成り立たないことがおわかりでしょう。