視界退行が発生する立地はやめておけ

(有)ソルブ 林原安徳

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視界退行が発生する立地はやめておけ

立地について,視界性・看板,出店戦略

2020/06/11 視界退行が発生する立地はやめておけ

視界退行の理論的根拠は、知覚の認知科学あるいは心理学でよく参照される「ハロー効果」にある。

これは、強い刺激と弱い刺激が同時に知覚されると、強い刺激のほうばかりに注意、関心が行き、弱い刺激は無視されるという現象である。

卑近な例で言えば、何らかの会議において、大きな声で発言する人の意見の方が、弱々しく小さな声で発言する人の意見よりもたいていの場合、注目され評価されることが多い。それは話の内容が間違っていたとしても起こる。

いわば、視界退行ならぬ意見退行である。

また、太陽の光のそばにある水星などの惑星の反射光はきわめて見えづらい。

つまり、これなども視界退行である。

 

この店や店の看板に対しても同様で、そのすぐ近くに印象深い看板や景色があると、自動車ドライバーの視線は、その印象深い看板や景色に向かうため、店や店の看板には向かわない。そのため、見えない。これが視界退行である。

印象深い看板とは、コカ・コーラやソニーなど有名なブランドの看板や大きな看板である。道案内をする道路標識もその一つである。

とりわけ土地勘のないドライバーの視線は、行先や道順が間違っていないかを一瞬に認知しないといけないから、意識を道路標識の情報に集中するので、その周りにどんな看板や店があるなどには、注意がほとんどいかない。

 

視界退行は、だから、店を遠ざける大きなネガティブ要因である。

 

では、どうやって対抗したらよいだろうか?

今のところ、この視界退行に打ち勝つ方法は見つかっていない。だから、そういう視界退行を起こしやすい立地に店を出さないことと言うしかない。

 

まさか、「道路標識をどけてくれ」とクレームを言うわけにはいかない。もちろん、道路標識が見えなくするくらい大きな刺激を発する「看板や店」を作るわけにもいくまい。

 

 

視界退行

 

 


 

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