視界融合が起きないようにしないと誰にも店に気付かない

(有)ソルブ 林原安徳

03-3538-6603

lv_r

視界融合が起きないようにしないと誰にも店に気付かない

立地について,視界性・看板

2020/06/10 視界融合が起きないようにしないと誰にも店に気付かない

視界融合は、店や店の看板がその背景にあるいろいろなものと一緒くたになってしまい見えなくなる現象を言う。古くから看板業界などでは知られていたことで、「周りと同化してしまって見えない」と表現されたものだ。

しかし、「同化」では同じになるという意味が付きまとう。しかし、本来は異なるものなのに、「一緒くたになる」という意味合いを強調するため「融合」という表現に変えた。

そして、なぜこの「融合」が起きるかを考えたときに、見つかったのが、認知心理学の「人はまとまりで知覚する」・「人はまとまらないものを知覚する」ということを理論づけた「ゲシュタルト心理学」である。

その原理は、まず、人間の視覚は、同じような形で同じような色合いの物体が多数存在していると、それらを「一体の物」と知覚するようになる。

したがって、このまとまりが、3グループに分かれたりすれば、「3つに分かれた」と知覚する。一つ一つの物体が各個に動いているようには知覚しない。

このすぐれた「まとまり知覚」とも呼べる能力があるから、「あそこに大きなビルがある」とか、「この釣り竿を垂れているのは私の腕であり、私である」という認知を得ることができるというわけである。

この証明に、この知覚ができない異常が指摘されている。「釣り竿と自分との関係が把握できない」という異常である。

 

さて、この「まとまり知覚」があるおかげで、このまとまりを認知しずらい状況があると、これを「まとまらないモノ」として知覚する。

四角いモノばかりのなかに、丸いモノがあったり、緑色のモノの中に、赤色のモノがあったりすると、これが「まとまらないモノ」である。

 

この「まとまらないモノ知覚」こそ、店や店の看板が見える根拠である。

 

したがって、「まとまらないモノ」であってほしい店や店の看板のデザインが「背景(にあるいろいろなモノ)とよく似ている形(フォルム)」であれば、まとまってしまい、フォルム融合と言う視界融合を起こす。

「背景(にあるいろいろなモノ)とよく似ている色」であれば、まとまってしまい、色彩融合と言う視界融合を起こす。

「背景(にあるいろいろなモノ)とよく似ている動き」であれば、まとまってしまい、動き融合と言う視界融合を起こす。

 

最悪は、形も色も動きもよく似ていれば、ほとんど完全に「見えないモノ」になってしまうことである。

視界融合 視界性

ゆっくり、じっくり見れば見えるものであっても、自動車ドライバーのように、きわめて短時間で状況を認知しなければならない場合は、ぜんぶ視界融合してしまい、せっかくの店や看板がまったく見えない(知覚できない)ということが発生する。

 

 

 


 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
林原安徳:有)ソルブは、立地と高精度/売上予測で「不振店」を根絶します。

東京都港区南青山2-2-15 ウィン青山942 有限会社ソルブ
電話 03-3538-6603 メール問合せは、こちら
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

TOP