東京都港区南青山2-2-15
立地を顧みぬ大量出店は失敗する-2 マクドナルド大量出店の大失敗はなぜ起きたか?
実際は、M社と、その大本であるアメリカの企業との、 日本での展開における「契約」更新が、 すぐ2001年に迫っていたことが最大の理由でした。
当時、世界中にあるM社の中で、 日本は一番「特別扱い」を受けていました。
どんな扱いかというと、その最たる特徴は、 「ロイヤリティ・フィーの低さ」です。
他の国では、アメリカの本社に「5%」も払っているのに、 日本だけは、実は「1%」だったのです。
それは、日本でM社を立ち上げた初代社長の功績です。
「日本ではこの商品は簡単には売れない。 だから、時間をかけなければいけない。 とはいえ、 利益を出せなければ店を増やせないから、 ロイヤリティー・フィーは1%にしてくれ。 そうしたら、どんどん店を増やそう」
簡単に言えば、そのようなやり取りがあったようです。 日本の文化的な背景を鑑みて、アメリカの企業側も、 その申し出を受け入れる形で、展開がスタートしました。
それで、そこから数十年間、 ロリヤリティー・フィー「1%」でやってきたわけです。 それにより、M社は日本で大きな功績を残しました。
しかし、日本国内でどれだけ成功していたとしても、 アメリカが手にする利益は、その「1%」に過ぎません。 同じM社の、諸外国の企業からすれば、日本はアンフェアです。
ですから、最初の契約が切れる時を期して、 「十分に日本に広まったから今後は5%にしよう」 という意見が自然に上がってきたのは言うまでもありません。
その契約の切れる年が、2001年でした。
アメリカの本社は考えました。
「そこで5%にすれば、売上げはそのままでも、 これまでの5倍のロイヤリティーを日本から得ることができる」と。
まぁ、当然のことですね。 しかし、日本M社からすれば、それは飲めない条件でした。
立地を顧みぬ大量出店は失敗する-3 へ進む
立地を顧みぬ大量出店は失敗する-1 へ戻る
東京都港区南青山2-2-15 ウィン青山942 有限会社ソルブ 電話 03-3538-6603 メール問合せは、こちら ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
24/09/08
23/06/12
22/05/20
TOP
実際は、M社と、その大本であるアメリカの企業との、
日本での展開における「契約」更新が、
すぐ2001年に迫っていたことが最大の理由でした。
当時、世界中にあるM社の中で、
日本は一番「特別扱い」を受けていました。
どんな扱いかというと、その最たる特徴は、
「ロイヤリティ・フィーの低さ」です。
他の国では、アメリカの本社に「5%」も払っているのに、
日本だけは、実は「1%」だったのです。
それは、日本でM社を立ち上げた初代社長の功績です。
「日本ではこの商品は簡単には売れない。
だから、時間をかけなければいけない。
とはいえ、 利益を出せなければ店を増やせないから、
ロイヤリティー・フィーは1%にしてくれ。
そうしたら、どんどん店を増やそう」
簡単に言えば、そのようなやり取りがあったようです。
日本の文化的な背景を鑑みて、アメリカの企業側も、
その申し出を受け入れる形で、展開がスタートしました。
それで、そこから数十年間、
ロリヤリティー・フィー「1%」でやってきたわけです。
それにより、M社は日本で大きな功績を残しました。
しかし、日本国内でどれだけ成功していたとしても、
アメリカが手にする利益は、その「1%」に過ぎません。
同じM社の、諸外国の企業からすれば、日本はアンフェアです。
ですから、最初の契約が切れる時を期して、
「十分に日本に広まったから今後は5%にしよう」
という意見が自然に上がってきたのは言うまでもありません。
その契約の切れる年が、2001年でした。
アメリカの本社は考えました。
「そこで5%にすれば、売上げはそのままでも、
これまでの5倍のロイヤリティーを日本から得ることができる」と。
まぁ、当然のことですね。
しかし、日本M社からすれば、それは飲めない条件でした。
立地を顧みぬ大量出店は失敗する-3 へ進む
立地を顧みぬ大量出店は失敗する-1 へ戻る
統計てきめん2プレミアのダウロードサイト
統計てきめん2プレミアの紹介動画5分
林原安徳:有)ソルブは、立地と高精度/売上予測で「不振店」を根絶します。
東京都港区南青山2-2-15 ウィン青山942 有限会社ソルブ
電話 03-3538-6603 メール問合せは、こちら
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆