なぜか繁盛店が撤退してしまう本当の理由 連載98-3

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なぜか繁盛店が撤退してしまう本当の理由 連載98-3

店長の立地,開店・閉店,飲食店経営

2021/04/11 なぜか繁盛店が撤退してしまう本当の理由 連載98-3

 

「店前の通行人がひじょうに多い」

「駅に近く大きな看板も出せる」

「他にもこの物件を狙っている会社がある」、

これだけ揃うと、こんな一等地で契約しない手はないと思ってしまうのです。

賃下げ交渉をするどころか、同じ物件を狙っているほかの会社の人たちと競うことになって、つまり「オークション」のように賃上げ交渉みたいになってしまう。

最後は高過ぎる家賃で契約してしまうことになります。

 

契約面積1坪当たり3万円を超えるようになったら要警戒です。

自社のブランドで、どこまで高い売上が可能なのかを普段から気にしていれば、そういう高値の家賃に手を出すことはなかったでしょう。

こういう失敗を繰り返さないためにも、店長の時から、家賃と売上の関係はよく調べておくことをお勧めします。

 

ケース4 契約期間が終了したので撤退した

これもよくあるケースです。

多くのチェーン店が、これでせっかくの繁盛店を失うという経験をしているはずです。

 

「繁盛しているのだから、契約切れで追い出さずに再契約したらいいのに・・・」

とふつうは思いますね。

 

しかし、人情的にはそうでも、貸しているオーナーには事情があるわけです。

例えば、別の会社に貸した方が賃料を高くできる。

ビル全体の建て替えをしたい、

新しい事業を始めるために、

あるいは負債を返すために土地・建物を売却したい等々、

いろいろオーナー側の事情があるわけです。

こういうような場合には、潔く閉店すべきです。

そして、この店のお客様になっていただいた方々のためにも、

すぐ近くに新しい店をオープンさせなければいけません。

目黒 マクドナルド

JR目黒駅近くのマクドナルドは2回移転した

出店当初(19811月)は、Aの位置にあり、売上は1600万円ほどのふつうの店であった。

ここはまさにケース4が当てはまり、契約更新とともに9年の営業を閉じた。

しかし、その3か月前には、東口のより駅に近い地点Bに物件を見つけ別のマクドナルドを開店させた(89年10月)。

このBの店は、Aの店が閉店すると、月商は3200万円という大繁盛店になった。

6年後、またもやオーナーの要請で閉店。Cの地点にオープン(96年3月)したが、やや駅から離れるだけで売上は減少、2900万円にとどまった。

 

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