「すっぽぬけ」が起きる立地に客は来ない。連載21-2

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「すっぽぬけ」が起きる立地に客は来ない。連載21-2

店長の立地,飲食店経営

2021/02/20 「すっぽぬけ」が起きる立地に客は来ない。連載21-2

一般的に人々は、大きな道路を渡るとき、登り降りをしなければならない横断陸橋を避けたがります。

ですから、平面を行く横断歩道があれば、多少信号の時間を待っても、こちらを渡るものです。

 

図3を見てください。

すっぽぬけ

ここでは、交差点には陸橋のみで、平面を行く歩道がありませんので、

A)に住んでいる人々、働いている人々は、その交差点の陸橋(B)を通らずに、横断歩道(C)を行き来してしまいます。

 

すると、本来は、「良い立地」と言われがちな交差点周辺であっても、

地元の人が通らない貧乏立地になってしまうのです。これが、「すっぽぬけ立地」です。

 

駅前ロータリーでも似たような現象がおきます。

一般的に、ロータリーに沿って店が並ぶ(図4)のですが、ここがよく「すっぽぬけ」を起こしやすいのです。

すっぽぬけ

つまり、わざわざ、ロータリーを大回りしなくても、

その真ん中を突っ切る道があるような場合(図5)が要注意です。

すっぽぬけ

 

人は、目的地に向かうとき、少しでも短い距離をいこうとする心理がわきますから、

その突っ切る道の方へ向かい、周囲の店には行かないことが起きます。

 

「すっぽぬけ」は、前回お話しした商業施設内でも起きます。

 

エレベーターやエスカレーター、休憩所のようなTG(交通発生源)と駐車場や出入り口と往復する際に、

広いゲーム場や大型テナントの中にショートカットできる道があるような場合、人々は、図面上の道(廊下)を通らないで済んでしまいます。

 

すっぽぬけです。こういうことを防ぐには、商業施設内で、人々がどのような動きをしているかよく観察しておかなければなりません。

 

ただ、「物件が空いたから」というだけで、ホイホイと契約してはいけないということです。

 

 

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