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因果関係を正しくつかまないと正しい対策が打てない
因果関係とは、二つ以上の事柄について、こちらが原因で、こちらがその結果だというような関係を言います。
例えば、最近、少子化が問題になっていますが、この少子化の原因と結果がよく間違えられるのですが、「経済のデフレ化」というものがあります。
つまり、「少子化」が原因で、「経済のデフレ化」になっているというものです。「少子化」が原因、「経済のデフレ化」が結果というわけです。
この因果関係は、少子化が進む(原因)と、人々のパワーが削がれ(結果)、パワーが削がれる(原因)と経済の活力がなくなり(結果)、経済の活力がなくなる(原因)と経済が停滞する=経済のデフレ化(結果)というわけです。
本当でしょうか?
ここで不思議に思いませんか。「人々のパワー」って何ですか?創造力ですかね。「経済の活力」って何ですかね?「経済の停滞」って何ですかね?
はっきりしないない言葉ばかりです。
しかも、こうやって繋げてみると原因と結果のつながりがオカシイことに気づきませんか。何でつながるんだろうと。
そうです。原因と結果のつながりを表してみたとき、
原因と結果のつながりがあやふやで、落ち着いて考えてみるとオカシイとわかるのは、原因と結果の関係が間違っているからです。
「少子化が原因、経済のデフレ化が結果」は間違っているのです。
そこで、「経済のデフレ化」が原因で、「少子化」が起きている。つまり、「少子化」が結果だとしましょう。
すると、見事に、因果関係が成立することがわかります。
経済がデフレ化する(原因)と、若者の所得が停滞、低下する(結果)。若者の所得が停滞、低下する(原因)と男性は女性に経済力を理由に気に入ってもらえない(結果)。
男性が女性に気に入ってもらえない(原因)から結婚率が下がる(結果)。結婚率が下がる(原因)から、子供が減る=少子化する(結果)。
ここには、不自然な理由はどこにも入っていません。
あるとしたら、「男性は女性に経済力を理由に気に入ってもらえない」くらいでしょうが、女性が結婚に当たって男性の経済力の有無をとても重視するというのは古今東西まぎれもない事実ですから、否定しようがありません。
そして、若者に限らず男性・女性の「生涯未婚率」が近年上昇している(=結婚率が下がっている)ことは、事実として判明しています。
結婚する人数が減れば、ふつうに、子供の人数が増えるのは当然と言えます。
ここで、わかったことは、「経済のデフレ化」が原因で、「少子化」が結果だというわけです。
すると、もう一つわかることがあります。
もし、その反対が正しいとする。つまり、「少子化」が原因で、「経済のデフレ化」が起きているというなら、
と、少子化は何が原因で起きているかがわかりませんから、この因果関係を考えただけでは、少子化を防ぐにはどうしたら良いかがわかりません。
そればかりか、少子化対策するだけで、経済のデフレ化を問題解決できるかのような錯覚に陥ります。
こんなバカげたことはありません。
因果関係を正しく把握する、すなわち、「経済のデフレ化」が「少子化」を起こしている、と考えれば、
少子化を防ぐには、経済のデフレ化を解決しなければならない。
という至極まっとうな対処もわかります。
つまり、因果関係は転倒させてはならない。原因と結果を正しくつかむことが重要だということです。
因果関係について、これを口酸っぱくして言うのは、重回帰モデルを作るときに、相関関係をどう解釈するかということで常に問題が起きるからでもあるのです。
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因果関係とは、二つ以上の事柄について、こちらが原因で、こちらがその結果だというような関係を言います。
例えば、最近、少子化が問題になっていますが、この少子化の原因と結果がよく間違えられるのですが、「経済のデフレ化」というものがあります。
つまり、「少子化」が原因で、「経済のデフレ化」になっているというものです。「少子化」が原因、「経済のデフレ化」が結果というわけです。
この因果関係は、少子化が進む(原因)と、人々のパワーが削がれ(結果)、パワーが削がれる(原因)と経済の活力がなくなり(結果)、経済の活力がなくなる(原因)と経済が停滞する=経済のデフレ化(結果)というわけです。
本当でしょうか?
ここで不思議に思いませんか。「人々のパワー」って何ですか?創造力ですかね。「経済の活力」って何ですかね?「経済の停滞」って何ですかね?
はっきりしないない言葉ばかりです。
しかも、こうやって繋げてみると原因と結果のつながりがオカシイことに気づきませんか。何でつながるんだろうと。
そうです。原因と結果のつながりを表してみたとき、
原因と結果のつながりがあやふやで、落ち着いて考えてみるとオカシイとわかるのは、原因と結果の関係が間違っているからです。
「少子化が原因、経済のデフレ化が結果」は間違っているのです。
そこで、「経済のデフレ化」が原因で、「少子化」が起きている。つまり、「少子化」が結果だとしましょう。
すると、見事に、因果関係が成立することがわかります。
経済がデフレ化する(原因)と、若者の所得が停滞、低下する(結果)。若者の所得が停滞、低下する(原因)と男性は女性に経済力を理由に気に入ってもらえない(結果)。
男性が女性に気に入ってもらえない(原因)から結婚率が下がる(結果)。結婚率が下がる(原因)から、子供が減る=少子化する(結果)。
ここには、不自然な理由はどこにも入っていません。
あるとしたら、「男性は女性に経済力を理由に気に入ってもらえない」くらいでしょうが、女性が結婚に当たって男性の経済力の有無をとても重視するというのは古今東西まぎれもない事実ですから、否定しようがありません。
そして、若者に限らず男性・女性の「生涯未婚率」が近年上昇している(=結婚率が下がっている)ことは、事実として判明しています。
結婚する人数が減れば、ふつうに、子供の人数が増えるのは当然と言えます。
ここで、わかったことは、「経済のデフレ化」が原因で、「少子化」が結果だというわけです。
すると、もう一つわかることがあります。
もし、その反対が正しいとする。つまり、「少子化」が原因で、「経済のデフレ化」が起きているというなら、
と、少子化は何が原因で起きているかがわかりませんから、この因果関係を考えただけでは、少子化を防ぐにはどうしたら良いかがわかりません。
そればかりか、少子化対策するだけで、経済のデフレ化を問題解決できるかのような錯覚に陥ります。
こんなバカげたことはありません。
因果関係を正しく把握する、すなわち、「経済のデフレ化」が「少子化」を起こしている、と考えれば、
少子化を防ぐには、経済のデフレ化を解決しなければならない。
という至極まっとうな対処もわかります。
つまり、因果関係は転倒させてはならない。原因と結果を正しくつかむことが重要だということです。
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