「市場力」が見つけてから、出店戦略を作り上げる手順

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「市場力」が見つけてから、出店戦略を作り上げる手順

立地について,出店戦略,店舗開発

2019/07/11 「市場力」が見つけてから、出店戦略を作り上げる手順

前回は、市場力の見つけ方について、やや技術的な話しを致しました。
「相関をとれ」でしたね。

 

 

何と相関が高いか、業種業態によってみな違います。

 
それどころか、同じ商売を続けているにも関わらず、数年するとそれまでとは異なった指標が相関を上げてくることが稀に起きます。

 

ですから、一回、相関分析をやって、市場力を見つけることができたからといって、それでじゅうぶんではありません。

 

 

 

毎年、少なくとも3年に1回は、すべての統計項目との相関を取り直す必要があります。
面白いことに、小売業年間販売額とか小売店舗数、小売業従業者数のような商業集積力を表す指標は、たいてい「市場力」の候補になります。
それ以外では、「18才・19才人口」や「単身世帯数」、「2階建て共同住宅(「アパート」)」、「年収1000万円以上世帯数(推計値)」などが、その候補になります。
てきめん
こういうことを知っておくと、戦略が立てやすい。

 

 

ここでいう「戦略」とは、「店をどの地域にどの順番で出して行ったら良いか」という計画を指します。

では、どうやってそれを立てるか。このあたりを少し話しましょう。

 
第1ステップ
ある一つの指標が、自分の業種業態の市場力として適切だとわかった。
(ただし、それは、小売業年間販売額以外のものとします。また、分かりやすくするために、その業種業態は、駅に近い場所に出すような通行人が対象の商売だとします)。

 

第2ステップ
そうしたら、関東全域(とか関西全域)でのすべての駅を中心に、その市場力データを収集しましょう。最低1000位はとりましょう。
ちなみに、同名の駅はたいていの場合、同じ場所にありますから、こうした重複に気をつけながら、その後の集計をやっていくことが大事です。つまり、同名の駅だからといって1つを残してそれ以外を全部削除してしまったり、重複したまま分析してしまったりしないようにすることです。

 
第3ステップ
同様に、それらの駅の「小売業年間販売額」も集計しておきましょう。半径500mもあれば十分です。そして、その駅を分析対象からこの小売業年間販売額のひじょうに高い駅を取り除きます。
なぜ、取り除くかわかりますか?
小売業年間販売額のひじょうに高い駅周辺は、市場力が大きいのが当たり前だからです。その駅は大きい街の駅です。当然、こうした駅周辺で物件が挙がってきたら、何よりも先に、立地調査をして条件を見比べ、良かったら積極的に出店していくべきです。それほど、物件として挙がってくる率が少ない。つまり、市場力AAA(トリプルエー)です。ですから、こうしたエクセレントな物件は最初から取り除いておきましょう。
ちなみに、ここで言う「ひじょうに高い」という基準は、800億円です。

 

 

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