最良の福岡マーケットで最悪の物件/店舗 売上予測・立地調査の所見6

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最良の福岡マーケットで最悪の物件/店舗 売上予測・立地調査の所見6

立地について

2018/01/30 最良の福岡マーケットで最悪の物件/店舗 売上予測・立地調査の所見6

物件/店舗は、日本でも有数な商業集積地であり、福岡全域およびその近隣から広域にわたって流入している。

 

そのため物件周辺の小売業年間販売額は2904億円ときわめて高く、マーケットの分類では日本でも数少ない「超広域マーケット」に属する。

物件/店舗の周辺への流入目的の大半は購買目的であり、飲食・レジャーがこれに続く。
「購買」という積極的・活動的な人々の心理状態がマッチする業種業態にとっては、きわめて好都合なマーケットである[福岡では最高]。

しかしながら、

 

物件/店舗は福岡のマーケットの大きなポテンシャルを効率的に吸引することがきわめて難しい立地にある。
すなわち、

(1)集中度の高い交差点に面していながら、その交差点からも、その周辺からも物件/店舗を知覚することができない。[福岡でも珍しい]

視界性評価にきわめて難がある。

これは、物件/店舗の看板に対して、

①視界退行(周辺に強い印象の看板などがあるため自店の看板が見えなくなる現象)、

②視界融合(周辺に色やフォルム(形)が似ている看板などがあるため対象が融合してしまい見えなくなってしまう現象)が起きるとともに、

③視界障害となる通行人や車などが多いためである。

加えて、

(2)物件/店舗の入り口間口が2.0mとひじょうに狭く、他にもスペースがないため業態を人々に訴求・告知することが困難であるため、どんな商売の店なのか、人々はきわめて認知し難い状況になっている。

 

さらに、

(3)物件は道路から店舗入り口ドアまで3.2mもセットバックしているため、店に入ろうとする人でさえ心理的制約が強く働き入れなくなる。

 

以上のことから、本物件の立地における出店は、多くの業種業態にとってリスクがきわめて高いものと考えざるを得ない。
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