催事が多い立地に出店すると危険な商売とは 連載102-3

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催事が多い立地に出店すると危険な商売とは 連載102-3

店長の立地,店舗営業,飲食店経営

2021/04/23 催事が多い立地に出店すると危険な商売とは 連載102-3

第二は、レジャー施設の近くです。

 

第三は河川敷の近くです。

こうした場所では、ときに爆発的な売上を記録することが起きます。

8月になると他の月の5倍もの売上を出す店も出てきます。

 

しかし、この海岸の近くというのは、冬期になると客数が大幅に減少します。レジャー施設や河川敷近くも、季節によって大きな変動があります。

 

ですから、こうした立地は、

年間でならして(平均的に)売れるかどうかをやはり検証しておかなければ、危なくて出店はできません。

 

一時期でしたが

バブル経済がまだ続いていた頃は、軽井沢周辺や清里周辺に夏の3ヶ月間だけの商店街が出来たことがあります。

 

さて、

フードビジネスにとってショッピングセンター内のフードコートは

どこも絶好の立地のように思われているフシがあります。

 

しかし、これが曲者です。フードコートを見回してみてください。

混雑している店とそうではない店があることに気づくはずです。

 

これは単に商品力の違いというよりも、大きくは立地の違いによるものです。

 

フードコートにもTG(交通発生源)が存在します。

例えば、フードコートの出入り口やエレベータの前。エスカレータの踊り場や休憩所・お手洗いなどです。

 

こうしたTGに近い、

TGTGを結ぶ動線上にある、

TGから良く見える。

 

こういう条件が重なっている立地の店もあれば、

どれにも該当しない立地の店もあるものです(図5)。

 

 

 

フードコート SC

5 さあ、このショッピングモールで最も立地が悪いところはどれでしょう?

○はそれぞれTGです。

 

にたとえ催事があっても、その恩恵を受けられず撤退していく店は必ずあるものです。

 

もし、フードコートに空き物件が見つかったら、

「なぜその立地は良くなかったのか」

という視点で見る必要があります。

 

そして、無駄なレイアウトや区切り壁を取り除けば改善ができるというのでしたら、

出店は有りでしょう。

 

しかし、そのまま使ってというのであれば、遠慮した方が良いでしょうね。

 

 

 

図5の答え、C

 

 

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