あなたの店は『誰も知らない』その② 連載66-1

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あなたの店は『誰も知らない』その② 連載66-1

店長の立地,視界性・看板,飲食店経営

2020/12/29 あなたの店は『誰も知らない』その② 連載66-1

連載66 
2015
9月号 [店長が知っていると得する立地の応用] 30.回目

あなたの店は『誰も知らない』その②

 

 

 

6月号の「その①」では、お店が見えるようにする条件として、6つのことを上げました。今回は、ではどのようなことに注意して改善していけば良いか、そのポイントをご紹介しましょう。

改善1 視界障害をなくす

視界障害があって看板などが見えないときのポイントは「空いている場所を見つける」ことです。

まず、看板や店から、通行人対象なら10m=約10歩、車対象なら100m=約150歩以上離れた場所まで行ってみましょう。

そこから店や看板があるはずの方向を見てみましょう。

視界障害あって見えないのですから、どこに看板を掲出すれば見えるようになるか、空いている場所を見つけてみましょう。

もし、街路樹や電柱・看板があって見えないようなら、どこかにその隙間がありませんか?意外に街路樹の下ならば、空間があって看板を置いたら見えるなどということもあります。

もちろん、街路樹の上の空間ならたいてい空いているものです。独自のサインポールを立てることもできます。もちろん、予算と相談してください。

手前の建物や別の店舗や看板にさえぎられて見えない。あるいは、道路がインカーブになってしまって視界に入りにくい。こういうこともよくあります。その場合でも、他の建物の壁や道路の反対側に看板を出すことも考えられますね。

改善2 視界融合をなくす

看板の形(フォルム)や色彩が周囲と同じようなため見えなくなってしまうのが視界融合でしたね。この改善ポイントは、「周りと違うものを作る」ことです。

もし、周囲にある看板が、赤・オレンジ・黄色の暖色系てんこ盛りの看板が多いようなら、こっちは白黒モノトーンで行きましょう。

あるいは、寒色系のブルーやグリーンで攻めてみましょう。

また、形(フォルム)ではたいてい四角形であることが多いですね。そういう場合、①円形や三角形のような別の形の看板を作る。②看板の形は四角形でも中のデザインが円や曲線、斜線、余白を使ったものに変更する。③看板の外部に飛び出したような図案を追加する、などして、周囲の形に溶け込まないようにすることができます。

また、回りの看板には「動き」がないものがほとんどでしょう。こういう場合は、光の点滅や回転、文字の動きなどで、融合を防ぐことができます。店の上品さを失わない程度に変化を持たせてみるのも工夫です。

 

 

視界融合

写真1

よくある共同看板です。たくさん掲載されてしまいどれもほとんど視界融合してしまいます。しかし、中には、しっかりと知覚できるマークもありますね。郵便局、マクドナルド、ジョナサン、バーミヤンなどです。これらはとてもシンプルで知らせたい情報が限定されているからです。

 

 

 

視界融合

写真2

横浜元町商店街の角地に、店の看板がたくさんありました。この中で、知覚できるのはどの看板ですか?象さんのイメージは印象的ですが、残念なことに何屋さんだか不明です。「手打ちそば」は文字がしっかり浮き出ていますね。

 

 

視界融合

写真3

商店街の中にあるKFCですが、置き看板の上に、点滅する矢印を追加して、知覚突出性を高めています。これなら融合しません。

 

改善3 視界退行をなくす

周りに有名な看板、印象の強い看板があるときに自店の看板を見てもらうのは容易ではありません。

とは言え、少しでも改善しなければいけません。そこで、ここでのポイントは、「看板の印象、刺激を強くする」です。

①.文字を強くする。看板の文字が細かったり、小さければそれだけ印象も刺激も小さいことになります。まず、太く大きくしましょう。

②情報を減らす。たくさんの文字やイメージ、写真を加えてみても情報が増えるばかりで余計に見えなくなるものです。情報は3つまたはそれ以下に絞ることをお勧めします。

③刺激の強いデザインに変える

人間がほぼ本能的に惹きつけられるデザインというものがあります。例えば、目や手・指のイメージ、あるいは、人間の形、顔の形です。また、矢印や雷のデザイン、月や星、太陽のイメージです。

ただし、これらを使うのはある意味最終手段です。

改善4 視界縮小を減らす

残念ながら、視界縮小は見る側の問題(スピードが速い、カーブを走っている等)ですから難しいのですが、車が一時停止するような場所に、店の事前告知をするための屋外広告を出しておくと多少の改善にはなります。

 

連載66-2 へ続く

 


 

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