あなたの店は『誰も知らない』その② 連載66-2

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あなたの店は『誰も知らない』その② 連載66-2

店長の立地

2020/12/30 あなたの店は『誰も知らない』その② 連載66-2

目的(2)来店頻度を増やす

来店頻度を増やすには、今まで一度でも店に来られている人に改めて「店の魅力」を訴えなければいけません。時には2度目の来店を期待するのは初めての来店を期待するより難しいかもしれません。

一度の利用体験がある人は、強い先入観ができてしまっているからです。その先入観を捨てさせるような驚きをもったチラシを作っておく必要があります。こうした準備ができた上で、エリアの選定です。

持ち家 グラフ

図表5

 

  • ●お客さまが多いエリア

まず当然ですが、単純にお客さまが多いエリアを狙わなければいけません。このためには、日頃からお客さまがどこに住んでいるかを把握しておかなければいけません。会話だけではなく、時にはアンケート用の地図を使えば、お客さまの名前や住所などの個人情報を伺うことなく「地域」が分かるので便利です。

もし住所リストが揃うようでしたら、地図にプロットすれば一目瞭然です(図表④の〇で囲んだエリア)。

  • 住民浸透度係数が高いエリア

人口が少なくても、この係数が高いエリアはあります。大抵は店の近くにありますが、時には2km以上離れている場合もあります。こうしたエリアを見逃してはいけません。

 

目的(3) 客単価を上げる

客単価を上げるのは、一人当たりの購買単価を上げるか、同伴人数を上げるかのどちらしかありません。

そして、いずれの場合でも、チラシにはこれを促す仕掛けをつけておきましょう。魅力的なバックエンドや同伴者が一緒のときにプレミアをつけるなどをしておきます。

  • 所得層が高いエリア

「住居面積が広い世帯」「金融関係の職業」「大学卒業以上の学歴」「持ち家」「高層マンション」等これらは所得層を見る上での重要な指標となります。これらはみな国勢調査で分かるものばかりです。インターネット(注3 図表⑤)や安価なGISソフトウェアなどで簡単に調べることができます。

GISの中には、所得層がダイレクトに推計されて表示してくれるのもあります(注4 図表⑥)。

 

 

高所得世帯

図表6

 

  • 世帯人数が多いエリア

最近は、単身世帯がどこでも増えています。単身世帯ばかりのエリアではなかなか口コミも広がりにくく、ましてや同伴人数の増加は望めません。ですから、チラシを配布するなら2人以上で構成するファミリーが多く住むエリアを狙うのが良いでしょう。これも上記同様、簡単に調べることができます(図表⑦)。

目的を定めて、チラシをガンガンまいてガンガン売上を上げていきましょう。

 

 

世帯人員2人以上

図表7

 

 

 

 

 

 

 

注3 「地図による小地域分析」独立行政法人統計センター

https://jstatmap.e-stat.go.jp/gis/nstac/

注4 統計てきめん2プレミア (有)ソルブ社製

 

「統計てきめん」の地図使用承認(C)昭文社第55G15号

 

本文2416字

 

はやしはら やすのり

売上予測コンサルタント。有限会社ソルブ代表。東京大学卒。日本マクドナルドで出店調査を担当。独自に深めた立地理論をもとに多くのチェーン企業の経営者、個人起業家をコンサルティングしている。著書に『実践 売上予測と立地判定』(商業界)、『最新版 これが「繁盛立地」だ!』(同文館出版)など

 

 


 

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