売上予測の計算方法(飲食店の場合)はキャッチ率法が普通だった

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売上予測の計算方法(飲食店の場合)はキャッチ率法が普通だった

売上予測

2020/08/02 売上予測の計算方法(飲食店の場合)はキャッチ率法が普通だった

通行人 マクドナルド

 

売上予測の計算方法はどうやるか。飲食店を例に挙げて説明したい。

 

まずは、昔からの売上予測の計算方法(飲食店の場合)、キャッチ率法を説明する。

 

昔は、通行量が多い=お客さんになる人が多い=繁盛する という観念が広く信じられていたので、通行量を測定することが売上予測することとほとんど同じと思われていた。

昔とは1970年代以前のことを指す。

営業時間に相当する時間帯の通行量を計測して、これにキャッチ率をかけるのだ。

営業時間と言うと、早くても午前9時、一般の飲食店の場合は11時に開店する。そして、閉店は午後8時(20時)だ。中には、午後2時から午後5時も営業していない店が多かった。

(今でも休憩のある営業時間を採用している業種も少なくない)。11時から20時の9時間の通行量と言えば、たいていは5000人から1万人くらいが相場である。

そして、キャッチ率は「3%」と信じられていたから、この3%をかけると9時間の客数は、150人から300人。

もちろん、これは大繁盛店というか、もっとも大きく見積もった場合であるから、普通の飲食店はこれに、にべもなく0.5を掛けて75~150人だ。

お客が食べる金額を500円とすると、1日の売上予測は、37500円~75000円となる。

ちなみに、家賃についても、言い伝えがあって、「家賃は3日で返せ」だから、これなら、適正家賃は11万円から22万円ということがわかる。

店の面積10坪なら、坪家賃1.1万円~2.2万円なのでこういう物件はあちこちにある。

さて、30日すなわち月の売上予測は、112万円~225万円というわけだ。

 

飲食店なら、たいてい月200万円は稼げるというので、こういう計算方法は妥当性があった。

通行量5000人なら低い売上予測112万円、1万人なら高い予測225万円と言うわけだ。

 

 

ところで、マクドナルドの場合、店舗面積は50坪は最低、必要だ。この時仮に坪当たり1.5万円で借りたとしても、75万円の月家賃である。

これを、3日で返すとしたら、1日の売上は25万円はなければならない。月に換算して、750万円である。

そこで一番通行量が多い1万人の立地で出したときに225万円しかないというと、絶対に儲けは出ない。

 

つまり、1971年にマクドナルドが日本に上陸したときに、「日本人の食の店」でさえ225万円が良いところなのに、日本人が食べたこともない「ハンバーガー」で750万円を稼ぐなんぞ絶対に不可能だ、そう多くの人が考えたのも無理もなかった。

しかし、そうした大方の予想を裏切って、平均月商1500万円越えという途轍もない売上をマクドナルドは実現してしまった。

この衝撃がいかに大きかったが想像できるというものだ。

 

この月商1500万円を通行人1万人で成立させようとしたら、キャッチ率は10%なければならない。

店前を通る10人に1人は来店することになる。

 

実にキャッチ率50%というマクドナルド店がいくつも存在する。

 


 

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