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営業時間を延ばすと売上が伸びるというのは本当なのか?
「営業時間」は明らかに立地要因ではない。
が、売上予測に必要な要素の一つである。
しかしながら、売上予測に使うとき、この要素は 素直に役に立ってくれない。
なにしろ、売上予測モデルを作るためのサンプルは、たいていどの店も似たり寄ったりの「営業時間」であり、1時間や2時間程度の違いしかない。
だから、営業時間が少ないと売上が低いとかいう相関がなかなか見つからないからだ。
もちろん、営業時間が4時間しかない店や12時間、24時間というふうに明らかに異なった店が混在しているならはっきり売上による違いがみられるのだろうけれど、それを期待するのは難しい。
つまり、営業時間を延ばせば売り上げが上がるというなら、可能な限り売り上げを伸ばそうとするのが、店の経営者の気持ちであり、企業ともなれば利益最大化の目的のために、限界まで伸ばそうとする。
で、1時間伸ばしたからといって目に見える売上の増加がないなら、それ以上伸ばそうとはしないものだ。
7時閉店を8時閉店にしたら3万円売り上げが増えたというなら延長しがいもあるが、700円しか増えないというなら延長は取りやめるだろう。
そういう意味で、サンプルのどの店もこれが限界という時間なのだから、営業時間が13時間だろうと14時間だろうと、それが有意な時間の違いになると考えるのは難しい。
反対に、今まで8時まで営業していたが、1時間早く店を閉めるようにしても、売上も客数も変わらないなんてことはよくあることだ。
7時に店が閉まってしまうから、その前に買いに行こうと客は考えるからだ。
仮に、「16時間営業より、24時間営業のほうが売上が高い」という相関関係が出たとしよう。
しかし、これは 「営業時間が長いから売上が高い」ことを示していると言えるかもしれないが、逆に「売上がもともと高いから(それだけポテンシャルが高いから)24時間にした。16時間にした店は売上がもともと低いから(それだけポテンシャルが低いから)16時間のままだ」とも言える。
これは、「競合店が多いほど、自店の売上が高い」という常識に反した相関関係が見つかった際の説明そのものだ。
「もともとポテンシャルが高いから自店の売上が高く競合店が多いのであって、ポテンシャルが低いところは自店の売上も低いし、競合店さえ出店しない」という説明だ。
営業時間が売上に与える本当の効果は、正確にはよくわからないというのが実情だ。経営者の勘と経験にしたがって営業時間は決められているに過ぎない。
営業時間というと、1日の間の営業している時間数というほかに、開店時刻をいつにするか、閉店時刻をいつにするか、も分析する必要がある。
また、ラーメン店や焼き肉店などによくある「中休み」の時間だ。2:00~5:00が休みという店はよくある。
この中休みの時間をとるかとらないかで、売上は本当に変わるのだろうか。これも実はよくわかっていない。
しかし、そうは言っても、店を1日中閉めていれば、売上は1円も生じないことは明らかだ。
電話 048-711-7195 メール問合せは、こちら ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
23/06/12
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「営業時間」は明らかに立地要因ではない。
が、売上予測に必要な要素の一つである。
しかしながら、売上予測に使うとき、この要素は 素直に役に立ってくれない。
なにしろ、売上予測モデルを作るためのサンプルは、たいていどの店も似たり寄ったりの「営業時間」であり、1時間や2時間程度の違いしかない。
だから、営業時間が少ないと売上が低いとかいう相関がなかなか見つからないからだ。
もちろん、営業時間が4時間しかない店や12時間、24時間というふうに明らかに異なった店が混在しているならはっきり売上による違いがみられるのだろうけれど、それを期待するのは難しい。
つまり、営業時間を延ばせば売り上げが上がるというなら、可能な限り売り上げを伸ばそうとするのが、店の経営者の気持ちであり、企業ともなれば利益最大化の目的のために、限界まで伸ばそうとする。
で、1時間伸ばしたからといって目に見える売上の増加がないなら、それ以上伸ばそうとはしないものだ。
7時閉店を8時閉店にしたら3万円売り上げが増えたというなら延長しがいもあるが、700円しか増えないというなら延長は取りやめるだろう。
そういう意味で、サンプルのどの店もこれが限界という時間なのだから、営業時間が13時間だろうと14時間だろうと、それが有意な時間の違いになると考えるのは難しい。
反対に、今まで8時まで営業していたが、1時間早く店を閉めるようにしても、売上も客数も変わらないなんてことはよくあることだ。
7時に店が閉まってしまうから、その前に買いに行こうと客は考えるからだ。
仮に、「16時間営業より、24時間営業のほうが売上が高い」という相関関係が出たとしよう。
しかし、これは 「営業時間が長いから売上が高い」ことを示していると言えるかもしれないが、逆に「売上がもともと高いから(それだけポテンシャルが高いから)24時間にした。16時間にした店は売上がもともと低いから(それだけポテンシャルが低いから)16時間のままだ」とも言える。
これは、「競合店が多いほど、自店の売上が高い」という常識に反した相関関係が見つかった際の説明そのものだ。
「もともとポテンシャルが高いから自店の売上が高く競合店が多いのであって、ポテンシャルが低いところは自店の売上も低いし、競合店さえ出店しない」という説明だ。
営業時間が売上に与える本当の効果は、正確にはよくわからないというのが実情だ。経営者の勘と経験にしたがって営業時間は決められているに過ぎない。
営業時間というと、1日の間の営業している時間数というほかに、開店時刻をいつにするか、閉店時刻をいつにするか、も分析する必要がある。
また、ラーメン店や焼き肉店などによくある「中休み」の時間だ。2:00~5:00が休みという店はよくある。
この中休みの時間をとるかとらないかで、売上は本当に変わるのだろうか。これも実はよくわかっていない。
しかし、そうは言っても、店を1日中閉めていれば、売上は1円も生じないことは明らかだ。
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林原安徳:有)ソルブは、立地と高精度/売上予測で「不振店」を根絶します。
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