看板が見えなくなる原因はなにか

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看板が見えなくなる原因はなにか

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2019/01/19 看板が見えなくなる原因はなにか

 

視界性の原理

よく知覚と認識をごっちゃにして「視認性」という言葉づかいを立地で使う人もいますが、これは間違いです。「店を知覚すること」と、「そこに店があることを識別すること」は別物だからです。前者は、「視力(例:カメラで撮影すること)」のことであって、後者は「視覚情報を処理すること(例:コンピュータ処理すること)」と言えば、その違いは明確ですね。
そこで、この視力(正確には「視知覚」)に相当するところに焦点をあてて、「視界性」と呼びます。この視界性が実は重要なのです。
人間の知覚は、複雑です。だから、見る対象によって、多くのトリックにひっかかります。
ですから、そうした人間の知覚の特性に応じて、立地では、6つの観点で視界性を考えます。
① 視界障害 人間の視界、視野の中に入って来ないものを知覚することはできません。見ようとする対象との間に何かべつのものがあって視界を遮られると見えません。
② 視界融合 人間は、バラバラのものを見てもそれらを「まとまったもの」にして見ようとする習性があります。例えば、建物は、窓や壁、ひさし、屋根などの個別としてではなく、「建物」というまとまりで見ようとします。看板も同様で、似たような形状(フォルム)の看板がばかりでは、それらがまとまって見えてしまいます(図2)。

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③ 視界退行 人間は、照度や印象、興味など強い刺激があるものを見ると、その周囲にある弱い刺激のものを見ません。ハロー効果とも言います(図3)。

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また、高速で移動していると、視野は狭くなります。こうした現象を立地では視界退行と呼びます。
④ 視界離脱 視界内にあるものと視界の外にあるものとの色や形での関連性がつかめないとそれぞれを別物と感じてしまいます。

 

 

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