T字路の突き当りは要注意の立地です

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T字路の突き当りは要注意の立地です

立地について

2020/02/05 T字路の突き当りは要注意の立地です

以前、アウトカーブの外側の立地は視界性が良いと書いたが、これに関連して、T字路の突き当りは良い立地かという質問をいただいた。

結論は表題に書いたとおりだ。

 

なるほど視界性はアウトカーブの外側に勝るとも劣らぬほど良好な場合が多い。

しかし、決してこの立地をお勧めしない。

 

なぜなら、立地上のもう一つの問題、接近容易性に難がある場合が多いからだ。T字路の突き当りに店(物件)がある場合(写真 左)、その店を正面に見て進行する車は、なかなかその店の駐車場に入りにくい。

 

これは、写真(右)を見ればわかるが、たいていは、店の駐車場に向かって真っ直ぐ行くのは難しい。基本、右折車線に入らないと行けない。

左折車線に入れば左折するしかなくなる。真っ直ぐ進む車線(表示)は、描かれないから、ドライバーは左か、右かの選択を迫られる。

 

そこのところを、正面の店(の駐車場)に入るんだとばかり意を決して、まっすく進むのは余程度胸か、入店経験が要る。

ふつうなら、左か、右かを選んでしまう。

 

左を選んだら、それで、終わり。決して店には入れない。

右を選んだら、店に接近はできるが、店(の駐車場)に入るには、右ハンドルを切り曲がりながら、すぐに左ハンドルを切らなければならない。

ドライバーは右のほうに視野を広げながら、ほぼ同時に左側の店の方向にも視野と注意を払い、左ハンドルを切る。

しかも、けっして緩やかなカーブではないから、最小限のスピードしたブレーキ操作からエンジンペダルに右足を移しエンジンを加速させながらこれを行う。

 

視覚の視野、ハンドル操作をする腕の動き、そして、右足の操作という3つの動作を同時に行わなければ、店(の駐車場)に進入することはできない。

 

そう、こうしたドライブテクニックは、通常の運転で必要ないから、たいていの人にとっては危険極まりない運転となりかねない。

それがわかるから、こういう立地にある店には、衝動来店ができない。

 

一度、似たような場所で試してみればその難しさがわかる。

 

ちなみに、写真は、東京都にある「岩槻橘第2」交差点だが、店は5年続けばよく頑張った方である。ちなみに、ここの店の右側には 交番があって、交差点を監視している。

 

右に完全に曲がってしまえば、間口へ向かうには 5mほど逆走せざるを得なくなる。しかし、交番の前で逆走することはまずできまい。

 

 

 

T字路

 

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