TGの大型小売店やレジャー施設、公園などの規模はどうやってわかるか

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TGの大型小売店やレジャー施設、公園などの規模はどうやってわかるか

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2018/12/15 TGの大型小売店やレジャー施設、公園などの規模はどうやってわかるか

次に、大型小売店、量販店というTGについての大きさは何で表せば良いでしょうか?一番適切なのは、それらの店の販売額です。このデータは「日本スーパーマーケット年鑑(商業界)」や百貨店調査年鑑(ストアーズ社)にはたいてい載っていました。しかし、昨今の大競争淘汰の時代に入りますとこのデータは各企業の秘密にされてしまい、かなり多くの企業が公開しなくなりました。
ですから、それらの販売額はいまやTGの大きさの指標にすることができません。
そこで、小売店の場合、その売場面積や階層数、駐車場台数、レジ台数などで大小を決めています。
大学とか専門学校のようなTGはどうでしょう。一見「学生数」がわかりそうなものですが、それが毎年更新されていたのは90年代初頭までの話し。旧文部省が発行していた学校総覧という本に掲載されていました。今は掲載されていませんので、各大学の定員数や大学の敷地の広さなどで代用するほかありません。ただし、それらは明らかに不正確にならざるをえません。

 

 

レジャー施設や公園などはどうでしょう。
大きなレジャー施設なら、「レジャーランド&レクパーク総覧」(綜合ユニコム)でわかります(図6)。

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しかし、こうしたものに載っているのはある程度有名な施設だけです。小さな公園、レジャー施設は掲載されていません。仕方がないので、こういうTGは、地図上で面積を計測したり、入園数を実測したりして大きさの目安を作ります。

時には、観光用の専門誌を数社分購入し、それらで紹介されている記事の文字数を数え、その平均値で代用することもあります。
ところで、交差点TGはどうでしょう。その大きさを知るには、通行量を図るしかないでしょうか。確かにその方法は確かな数値を与えてくれます。しかし、最低でも数時間は計測、しかも計測範囲が広いなどの理由であまり行われていません。

簡便的に行う方法は、交差点を形成するそれぞれの道路の幅を、電子地図帳で計測し、それぞれを掛け合わせるというものです。仮に10m幅の道路と8m幅の道路が交差している場合は、10×10×8×8=6400ということになります。

ところで、TGは店の売上を左右する最大の立地要因です。近くに大きいTGがあるかないかで店が存続できるか、撤退を余儀なくされるのです。ですから、少しでも大きなTGを見つける必要があります。複数あればなお良い。

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