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行動ベクトルを見極める-1

立地について,飲食店経営

2018/08/18 行動ベクトルを見極める-1

行動ベクトルを見極めることで、立地の良否は決まる

 

いよいよ節電も本格的になってきました。みなさまのお店やご家庭ではじゅうぶんな節電対策は済みましたか?列島の非常時です。みんなで頑張って乗り切りましょう。

さて、今回の立地のキーワードは「行動ベクトル」です。

「行動ベクトル」と言うとちょっと耳慣れない言葉なので、何か難しいことのように思えますが、そんなことはありませんからご安心ください。ベクトルとは、矢印とか方向といった意味がありますが、要するに、「行動ベクトル」とは、「人々が向かっていく方向」というものです。

 

たとえば、駅があるとその周辺の人々の行動は、駅に向かっていることが多いですね。大型小売店があれば、その店の方向に向かいますね。つまり、前者のような場合、「人々の行動ベクトルは駅に向かっている」と表現し、後者の場合は、「大型小売店に向かっている」になります。

 

もし、駅や大型小売店と人々との間に、行動を妨げるものが何もなければ、その歩いた後は真っ直ぐな直線になるはずです。これが行動ベクトルです。しかし、現実には、道路があり、川や交差点や横断歩道等さまざまな障害物があるために、真っ直ぐ進むことはままなりません。道に沿った動きにならざるを得ません。こういうとき、人々の歩いた後を、行動線(略して動線)と呼びます。

 

行動ベクトルは、障害がない場合の進行すべき理想的な方向を指しています。

ですから、ときどき人々は日常の行動線とは、違った道筋を使うことがあるのです。結果的に同じ駅に出られれば良いのですから、ときどきは「別の道を行ってみよう」と冒険することがあります。

 

通勤や買い物は、つねに同じ道、同じ店の前しか通りません、そういう頑固な方はいますか?まず、少ないですよね。むしろ、たまに違った道や交差点を通ったりしませんか。

そういう小さな冒険をすると、その道筋に、新しい発見をすることがありますね。こ洒落たお店や美しい風景、あるいは面白い置物を見つけたりします。

じぶん一人で動くばかりでなく、もらったチラシに書いてあった地図を思い出して、その通りを歩いてみたり、あるいは、同僚や先輩といっしょに、まったく初めての店に行ってみたり。

 

こうやって、わずかかもしれませんが、人々の多くは、自分の行動範囲を変えたりします。

しかし、どんな新しい場所であっても、それが自分のふだんの生活とかけ離れたところだったら、あまり簡単に日常行動を変えたりしませんね。ここがポイントです。

そうです。逆に言えば、日常の行動ベクトルに沿っているなら、容易にルートを変更できるのです。

今までは、近いからという理由だけでルートをとっていたが、別のルートだとコンビニの前を通ることができて便利だから、通勤ルートを変えた。そんなような経験は誰にでもありますね。

そうです。ですからこの原理を立地に当てはめるのです。

とりわけ商品やサービスに自信があるお店なら試すだけの価値があると思います。

 

例えば、図1のように、「人々が住んでいる地区」から、鉄道駅のほうに、行動ベクトルがあるとします。

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私は、立地と高精度/売上予測で「不振店」を根絶します。
有)ソルブ(StoreOpeningRiskBusters) 林原安徳
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