店舗開発とは商売をやめさせることです

店舗開発とは商売をやめさせること

これは、私のマクドナルド時代（1980～1991年）、優秀な店舗開発のUさんが私に教えてくれたことだ。

不動産業者に出向いて、「この辺りで良い物件はありませんかねえ」などと聞いて回るのは、店舗開発の名折れだ。

それだったら、バイトでもできる。

それに、こういう店舗開発をしている開発マンに向かって、ゼンショーの社長は、「乞食開発」と呼んでいた。

10年くらい前に事務所に店舗開発についての話しをしに来られた社長がいみじくもこういうことを言った。

「だって、先生。物件として挙がってくるのは、みな撤退した物件でしょ。立地が悪いということですよね」

まあ、この発言は５０％以上、その通りだ。

店舗開発というより、「おこぼれちょうだい」開発は、だめ。

では、どんな開発なら良いのか。

簡単である。出店したいと思う立地にある店とか倉庫、事務所に掛け合って、自店舗を出店することだ。

まず、立地を見よ。それから、店舗開発せよ。

これが、黄金の店舗開発だ。