間口:入り易さ(心理的な制約)について

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間口:入り易さ(心理的な制約)について

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2019/01/27 間口:入り易さ(心理的な制約)について

立地を見るというのは、必ずしも、商圏を分析したり、TGとの位置関係や動線の有無などの地理的な状況を把握することばかりではありません。
物件(店)そのものも、大事な立地要因です。
中でも、その物件(店)への入り易さ(到達容易性)は特に重要です。要するに、お客さんにとって入りづらい店は、「立地が悪い」のです。逆に、入り易ければ「立地が良い」のです。
ただし、この入り易さ(心理的な制約)については、物理的なことに起因すしていることに限ります。
その代表的な例が、間口です。

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間口と一口に言っても、いろいろな間口があります。お客さんが出入りする「出入間口」、店の大きな看板が掲げられている範囲は「看板間口」、そして、物件(店)が外に対して見えている最大幅である「建物間口」です。一般的には、この順番に間口は大きくなっていきます。
車ドライバーを対象とした場合、これにさらに「敷地間口」が加わります。

多くのお客さんを相手に商売するような場合は、中でも「出入間口」がもっとも重要です。特に、ファストフードは洋の東西を問わず、この間口が3mを切るとほとんど死活問題です。これほど間口が狭いと店が見えづらくなるばかりか、急いでいる人にとっては、ピーク時間帯(特にランチタイム)に事実上出入りできなくなるからです。ファストフードがファストフードの役に立たなければお客さんは来店しなくなります。
一時期、東京にあるM社の下北沢駅直前の店の間口はひじょうに狭く、レジも3台、上下に重ねながら置くのがやっとで、売上も悲惨なものでした。その後、隣のビルまでつなげた大工事を行い間口が広くなったので繁盛店に転換したことは言うまでもありません(写真0)。

 

 

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