店舗開発で成功するとはどういうことか 連載87-3

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店舗開発で成功するとはどういうことか 連載87-3

店長の立地,店舗開発,飲食店経営

2021/03/05 店舗開発で成功するとはどういうことか 連載87-3

ただし、どんなに遅くても2年以内に1物件も契約できないようなら

別の業務に変更したほうが良いですね。

 

やや売上規模が小さい500万円前後、店舗規模も20坪前後ならば、年間20件前後の店舗契約が求められます。

 

どんな職位であっても求められる根気や持続力はとりわけ店舗開発には不可欠な能力です。

 

というのも“オーナー”という気まぐれな相手が対象の業務だからです。

店舗用の物件を持っているオーナーが、切羽詰まって急いでいてこちらの条件をすぐ呑んでくれるということは、まず、ありません。

 

オーナーは急いでいないことが多いのです。

それどころか、放っておけば、もっと高い経済条件を提示してくれるだろうと高をくくっている方が多い。

 

 

時には、お店として貸す気などサラサラない。

そういう人は少なくありません。

こういうオーナー達に、早く早くと急かしたところで制約はしません。

 

のんびりしたオーナーに対してはこちらも時間と手間をかける覚悟が要ります。

話を始めてから10年目にして初めて契約にこぎ着けたなどという話もあるくらいです。

良い物件ほど時間がかかるというのが一般的です。

 

ただし、中には、オーナーや仲介業者から“急かされる”場合もあるかもしれません。

しかし、どこも企業ならば、お金持ちのボンボンではないのです。

大きな経済条件を1日やそこらで決断することはできません。

 

相応の企業内審査の時間が必要です。

それを知っていながら、「あと半日しか待てません」などと急かすというのは、「何か訳あり」とみて静観するべきです。

 

もしかして、取引の裏に反社会的集団が隠れているのかもしれません。

何があるのか分かりません。

「急がば回れ」という言葉は、店舗開発のようなビジネスには不可欠の戒めです。

 

 

さて、店舗開発もオーナーと契約して、店舗を出してハイ終わりではありません。

その後、オーナーとはたびたびコンタクトをとることです。

 

そのおりに「あなたの店と契約して良かった」という一言を頂戴できれば、これぞ三方良しの成功と言えることです。

三方とは、店(会社側)とオーナー、そして店舗開発の担当者です。

 

店舗開発

 

はやしはら やすのり

売上予測コンサルタント。有限会社ソルブ代表。日本マクドナルドで出店調査を担当。独自に深めた立地理論をもとに200社以上のチェーン企業の経営者、多くの起業家をコンサルティングしている。著書に『実践 売上予測と立地判定』(商業界)、『最新版 これが「繁盛立地」だ!』(同文館出版)など。東京大学卒。http://www.sorb.co.jp

 

 

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