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売上予測の一番簡単な方法は「平均予測法」 連載26-2
さて、今回、ご紹介する方法は、「平均予測法」と言って、一番簡単かつ客観的な(えいやーでない)方法です。 例えば、既存店が2店舗あったとします(事例1-A)。
あるいは、参考にしたい同業店が2店舗あったとします。
そして、それら2店舗の売上げ(月商、以下同様)が800万円と600万円だったとします。
既存店の売上の平均を求め、これを予測売上とします。 今の例では、平均は700万円ですから、次の店、すなわち3店舗目の予測売上は700万円です。 とても簡単ですね。 しかし、「そんなので良いの?」という読者の声が聞こえて来そうです。
良いのです。
なぜ良いかと言えば、根拠がきわめて客観的だからです。
それは、誰がやっても同じ答えが出るからです。 ただ、「いくら客観的と言っても、立地条件の違いが何も反映されていないではないか?」 という反論も出そうですね。
そこで、次のルールがあります。
既存店を比較して、立地上明らかに他より優れている具体的要因があり、
そのために売上が高いと言え、かつ、予測する物件にも同じような立地要因がある場合には、
平均より高い数字を予測売上とします。反対の場合は、反対にします。 つまり、事例1-Bのように、800万円の店の立地が乗降数の多い駅の近くにあって、
もう一方はそうでなかったとします。
そして、3店舗目の立地もこれに似て、駅に近いところにあったとします。 その場合は、平均の700万円ではなく、700万円以上800万円以下と売上予測致します。
とても簡単ですね。 では、事例2のような場合はどうでしょう。 A店からE店まで5店舗あって、そのうちの1店舗は他より低く、また別の1店舗は突出して高い売上です。
ここでは、括弧内に新宿繁華街と書いてあります。つまり、ここだけどんな立地かその特徴を書いてあります。ほかはありません。 ここで、ルール1に従ってみましょう。平均を出す方法ですね。 計算式は次のようになります。 (800+600+300+1200+700)÷5=3600÷5=720 ですから、6店舗目の月商は、720万円と売上予測できます。
ここで、新店の立地が新宿繁華街でなかったとしましょう。すると新宿繁華街で1200万円売っている店とは立地が明らかに違うことになります。
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売上予測の一番簡単な方法は「平均予測法」 連載26-1 へ戻る
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さて、今回、ご紹介する方法は、「平均予測法」と言って、一番簡単かつ客観的な(えいやーでない)方法です。
例えば、既存店が2店舗あったとします(事例1-A)。
あるいは、参考にしたい同業店が2店舗あったとします。
そして、それら2店舗の売上げ(月商、以下同様)が800万円と600万円だったとします。
平均予測法のルール1
既存店の売上の平均を求め、これを予測売上とします。
今の例では、平均は700万円ですから、次の店、すなわち3店舗目の予測売上は700万円です。
とても簡単ですね。
しかし、「そんなので良いの?」という読者の声が聞こえて来そうです。
良いのです。
なぜ良いかと言えば、根拠がきわめて客観的だからです。
それは、誰がやっても同じ答えが出るからです。
ただ、「いくら客観的と言っても、立地条件の違いが何も反映されていないではないか?」
という反論も出そうですね。
そこで、次のルールがあります。
平均予測法のルール2
既存店を比較して、立地上明らかに他より優れている具体的要因があり、
そのために売上が高いと言え、かつ、予測する物件にも同じような立地要因がある場合には、
平均より高い数字を予測売上とします。反対の場合は、反対にします。
つまり、事例1-Bのように、800万円の店の立地が乗降数の多い駅の近くにあって、
もう一方はそうでなかったとします。
そして、3店舗目の立地もこれに似て、駅に近いところにあったとします。
その場合は、平均の700万円ではなく、700万円以上800万円以下と売上予測致します。
とても簡単ですね。
では、事例2のような場合はどうでしょう。
A店からE店まで5店舗あって、そのうちの1店舗は他より低く、また別の1店舗は突出して高い売上です。
ここでは、括弧内に新宿繁華街と書いてあります。つまり、ここだけどんな立地かその特徴を書いてあります。ほかはありません。
ここで、ルール1に従ってみましょう。平均を出す方法ですね。
計算式は次のようになります。
(800+600+300+1200+700)÷5=3600÷5=720
ですから、6店舗目の月商は、720万円と売上予測できます。
ここで、新店の立地が新宿繁華街でなかったとしましょう。すると新宿繁華街で1200万円売っている店とは立地が明らかに違うことになります。
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