商店街で失敗する立地上の理由 連載19-3

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商店街で失敗する立地上の理由 連載19-3

店長の立地,飲食店経営

2021/02/18 商店街で失敗する立地上の理由 連載19-3

さて、商店街の中の立地が良くない4番目の理由があります。

 

それは、暗くて危ないことです。

 

なぜ暗いのか。それはアーケードが設置されているからです。

 

それもじゅうぶん採光してあり、また新品どうようにピカピカのアーケードならそのようなことはないのでしょうが、残念ながらどこも汚れたり、欠けたり壊れたりしています。

こういった暗いアーケードはどうにかならないものかと筆者は思います。

 

もう一つ、危ないとはどういうことか。

それは、自転車が走り回っていたり、そちらこちらに搬入自動車が止まっていたり、商品がうず高く積まれていたりしていることです。

 

こういう商店街は、徒歩での買い物には向いていません。

 

 

 

以上、4つの理由は、全国のたいていの商店街に共通した立地上の問題点です。

 

ですから、私は駅に近い商店街の入り口付近以外、商店街の中の立地を勧めるようなことはしません。むしろ、押し留める方が多い。

 

それほどに、商店街の中での出店はリスクが高いということです。

 

 

では、どうしても商店街の中に出さなければならないような事情があった場合はどうしましょう。

 

このような場合は、商店街の中でも、最も賑わっているところはどこか、よく見極めてください。

 

もし、鉄道駅や大きな交差点、バスターミナルや大型小売店などのTGがあるようでしたら、なるべくこれらのTGの近くを選ぶことです。

 

しかし、「暗い商店街、危ない商店街」は絶対避けるべきでしょう。「明るく楽しい商店街」にしか人々は行きませんから。

 

自転車 商店街

図5 自転車が走り回る商店街

グラフ 商店街

図6 1商店街あたりの空き店舗数および空き店舗率の推移

「平成21年度商店街実態調査報告書」から転載

商店街自体が年々いかに集客力を落としているかがわかります。

 

 

 

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(プロフィール)

林原安徳はやしはら やすのり
売上予測コンサルタント。昭和31年さいたま市生まれ。 東京大学卒業後、日本マクドナルド(株)に入社。出店調査部にて、1,000店舗単位の成功を決める「立地と売上予測」を基礎研究し実践応用する。
独立後、理論を独自に深耕させSORBICS(ソルビクス)と命名。これに基づき、チェーン展開する多くの企業や個人をコンサルティングしている。主な著作に「実践・売上予測と立地判定」(商業界)「最新版 これが繁盛立地だ!」(同文舘出版)。無料メルマガを配信中。立地道場を東京、大阪、福岡で開催している。

http://www.sorb.co.jp

 

 


 

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