交通量神話に踊らされるな。連載13-3

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交通量神話に踊らされるな。連載13-3

店長の立地,立地について,飲食店経営

2021/02/12 交通量神話に踊らされるな。連載13-3

もちろん、車の交通量なら、

ある程度正確にできるかもしれません。

 

 

でも、問題は、人間の交通量のほうです。

 

これがなかなか、同じ条件で計測できることは少ない。

異なる条件で計測した「交通量」どうしを比較して、意味があると思いますか?

 

一方は店前を往復する人が8時間で5000人。

 

もう一方は、店前を往復するだけではなく横断歩道を渡ってくる人も数えた4時間で3000人。

 

 

こういう数字を単純に比較しても意味がないですね。

 

交通量は、多いに越したことはありませんが、それは同じ地域、街だから言えること。合点していただけましたか?

 

 

筆者注

「交通量」は「自動車」や「鉄道」の交通量を表すことが多く、人間が対象の場合は、それと区別して「通行量」と呼ぶことがありますが、ここでは混乱を避けるため敢えて、一般的な「交通量」と表記しております。

図の説明

[異なる街での通行量.jpg]

通行量

もともと調布のA店は繁盛店で、1000万円以上売っていました。直前の交通量は4400人。それに対して新しく物件が同一の鉄道路線に出ました。調布から3.8km離れた「仙川」の商店街です。交通量を測ってみると12000人あり、A店の3倍近くあるから大丈夫と判断しました(B店)。果たして、出店後、その売上は500万にも満たず不振店になってしまいました。これは実話です。

 

 

 

 

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(プロフィール)

林原安徳はやしはら やすのり
売上予測コンサルタント。昭和31年さいたま市生まれ。 東京大学卒業後、日本マクドナルド(株)に入社。出店調査部にて、1,000店舗単位の成功を決める「立地と売上予測」を基礎研究し実践応用する。
独立後、理論を独自に深耕させSORBICS(ソルビクス)と命名。これに基づき、チェーン展開する多くの企業や個人をコンサルティングしている。主な著作に「実践・売上予測と立地判定」(商業界)「最新版 これが繁盛立地だ!」(同文舘出版)。無料メールマガジン「ソルブ通信」で最新の立地情報を配信中。

http://www.sorb.co.jp

 

 

 

 

 


 

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林原安徳:有)ソルブは、立地と高精度/売上予測で「不振店」を根絶します。

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