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チラシを配布すると効果的なエリア 連載65-1
連載65 2015年8月号 [店長が知っていると得する立地の応用] 29.回目
チラシを配布すると効果的なエリア
この「立地の応用」シリーズが始まった第1回目(注1)は、「間違っていないか?チラシの配布法」でした。このときの話しも、「どこで」配布するかについてでしたが、ここでの配布方法は、道往く人への手渡し配布でした。
今回は、自分でやったり業者に頼んで行うポスティングや新聞折り込みなどで、効果の上がる配布のエリアについてお話しします。
まず、効果を上げるために目的を決めます。売上を上げるには、どんな商売であれ、次の3つの方法しかありません。この方法が目的になります。
(1)顧客数を増やす、(2)来店頻度を増やす、(3)客単価を上げる、この3つです。
そして、そのどれを目的にするか、これを絞ることが最初のステップです。これが決まったら、目的に応じて効果的に配布できるエリアを探していきます。。
顧客数を増やすには、人口が多い地域、その密集度合の高い地域、店のスタッフでやるならとりわけ効率的に撒きやすい団地やマンションが多い地域を狙います。
しかし、やはりもっと綿密にすべきです。初めての人に来てもらえるには、初めての人にとって魅力的なオファー(提案)がなされていて、初めての人を特別扱いしてくれる内容(割引や限定商品・サービス)であることです。
これができている上で、ねらうべき地域(チラシ配布する)を狙うことです。
昨年の7月号で、「住民浸透度係数」について書きました(注2)。この住民浸透度係数を使うことが一番効果的です。
同じ1000人いる地域AとBがあって、Aの住民浸透度が10%でBが5%なら、一般的にはBの地域を狙ったほうが、新規開拓はしやすいことがわかっているからです。
ただし、仮にAのほうが店に近くて、Bがひじょうに遠いというような場合はやや考え直す必要はあります。
そういう遠近の違いがあまりない、または、「Bの方が近いのに低い」というような場合(図1)は、明らかに地域Bを狙います。
自店のターゲットとする客層はどんなでしょうか?「オールターゲット=誰でもお客様です」というのは聞こえは良いですが、
これでは商売はうまく行きません。
例えば、年齢層はどのあたりですか?男性ですか?女性ですか?有職者が良いですか?学生がターゲットですか?こうしたことをチェックリスト(図表2)に従って確認しておいてください。
図表2
そして、お店はこのターゲット層の人々に喜んでもらえる、感動してもらえるように内外装デザインもサービスの仕方も、もちろんメニューも整えてあるはずです。ですから、このターゲット層が多く住んでいる(存在している)エリアを狙うのです。
仮に、「単身の若い人たち」であれば、図の赤い地域を狙い、「年配の有職者」なら図の赤い地域ですね。その地域まったく違う場所だということに気づきましたか?
人口が増加しているなら(図③)、ここは何の商売に対しても向いています。何しろすべての需要が増加しつつあることを示しています。
図3
こうした地域はだんだん少なくなってきましたが、探せばあるものです。
もちろん、統計などに頼らなくても店舗周囲を日常的に歩いたり調査したりしているならばどこで人々が増えているか、容易に見当がつくはずです。そこには新築の家やマンションが数多く散見されるからです。
連載65-2へ続く
注1 飲食店経営2013年4月号p102
注2 住民浸透度係数 同2014年7月号p68「商圏調査をやろう その②実践編」
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連載65
2015年8月号 [店長が知っていると得する立地の応用] 29.回目
チラシを配布すると効果的なエリア
この「立地の応用」シリーズが始まった第1回目(注1)は、「間違っていないか?チラシの配布法」でした。このときの話しも、「どこで」配布するかについてでしたが、ここでの配布方法は、道往く人への手渡し配布でした。
今回は、自分でやったり業者に頼んで行うポスティングや新聞折り込みなどで、効果の上がる配布のエリアについてお話しします。
まず、効果を上げるために目的を決めます。売上を上げるには、どんな商売であれ、次の3つの方法しかありません。この方法が目的になります。
(1)顧客数を増やす、(2)来店頻度を増やす、(3)客単価を上げる、この3つです。
そして、そのどれを目的にするか、これを絞ることが最初のステップです。これが決まったら、目的に応じて効果的に配布できるエリアを探していきます。。
目的(1)顧客数を増やす
顧客数を増やすには、人口が多い地域、その密集度合の高い地域、店のスタッフでやるならとりわけ効率的に撒きやすい団地やマンションが多い地域を狙います。
しかし、やはりもっと綿密にすべきです。初めての人に来てもらえるには、初めての人にとって魅力的なオファー(提案)がなされていて、初めての人を特別扱いしてくれる内容(割引や限定商品・サービス)であることです。
これができている上で、ねらうべき地域(チラシ配布する)を狙うことです。
昨年の7月号で、「住民浸透度係数」について書きました(注2)。この住民浸透度係数を使うことが一番効果的です。
同じ1000人いる地域AとBがあって、Aの住民浸透度が10%でBが5%なら、一般的にはBの地域を狙ったほうが、新規開拓はしやすいことがわかっているからです。
ただし、仮にAのほうが店に近くて、Bがひじょうに遠いというような場合はやや考え直す必要はあります。
そういう遠近の違いがあまりない、または、「Bの方が近いのに低い」というような場合(図1)は、明らかに地域Bを狙います。
自店のターゲットとする客層はどんなでしょうか?「オールターゲット=誰でもお客様です」というのは聞こえは良いですが、
これでは商売はうまく行きません。
例えば、年齢層はどのあたりですか?男性ですか?女性ですか?有職者が良いですか?学生がターゲットですか?こうしたことをチェックリスト(図表2)に従って確認しておいてください。
図表2
そして、お店はこのターゲット層の人々に喜んでもらえる、感動してもらえるように内外装デザインもサービスの仕方も、もちろんメニューも整えてあるはずです。ですから、このターゲット層が多く住んでいる(存在している)エリアを狙うのです。
仮に、「単身の若い人たち」であれば、図の赤い地域を狙い、「年配の有職者」なら図の赤い地域ですね。その地域まったく違う場所だということに気づきましたか?
人口が増加しているなら(図③)、ここは何の商売に対しても向いています。何しろすべての需要が増加しつつあることを示しています。
図3
こうした地域はだんだん少なくなってきましたが、探せばあるものです。
もちろん、統計などに頼らなくても店舗周囲を日常的に歩いたり調査したりしているならばどこで人々が増えているか、容易に見当がつくはずです。そこには新築の家やマンションが数多く散見されるからです。
連載65-2へ続く
注1 飲食店経営2013年4月号p102
注2 住民浸透度係数 同2014年7月号p68「商圏調査をやろう その②実践編」
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