あなたの店は『誰も知らない』その1 連載63-1

(有)ソルブ 林原安徳

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あなたの店は『誰も知らない』その1 連載63-1

店長の立地,視界性・看板,飲食店経営

2020/12/23 あなたの店は『誰も知らない』その1 連載63-1

連載63 
2015
6月号 [店長が知っていると得する立地の応用] 27.回目

 

「あなたの店は『誰も知らない』その1」

 

あなたが働くそのお店のことを「誰もが知っている」とあなたは思っていませんか?

こうした思い込みは多くの店舗経営者たちに共通のことです。でも、それは間違いです。

あなたにとってとても親近感があるそのお店も近くや目の前を通る人や住んでいる人たちには知られていない。そればかりか、見えてもいない。それが現実なのです。そのお話をしましょう。

立地上、お店が見える、そして、記憶できるようになるには、条件が揃っていなければなりません。ここでは、お店が見えるための条件に付いて説明します。

 条件1.視界障害がないこと。

視界障害とは、文字通り、人間の視界にある障害物=じゃまな物を指します。

例えば、駅から降りたとき、お店の方向を見てもビルがじゃまして見えない、バスの陰になって見えないということがありますね。この場合のビルやバスを視界障害と言います。

当然ですが、視界障害があればお店は見えません。こんな当然なことでも意外と見落としているものです。

というのも、お店の関係者のようにお店をよく知っている者にとっては、お店の直前に来てお店が見えればそれで事足りるからです。でも、お店をまだ知らない人にとって、お店があるかどうかを認知するには、ある程度の距離と時間が必要です。

歩いている場合は10m以上、車ならば100m以上の距離です。

それだけ離れたところからお店を見てみると、意外や意外、お店が何かの陰に隠れて見えないなんてことはよくあるのです。

徒歩ならばそれは道往く人々、商店街の看板が視界障害になったりします。車ならば、電柱や電線、陸橋や街路樹、ビルなどたくさんの視界障害があります(図1)。時には隣の店の看板だったりと笑えない話もあります。

 

視界障害

図1

 条件2.視界融合がないこと。

聞きなれない言葉かもしれません。看板や店の色がその周囲にあるものの色とよく似ているような場合、色が同化してしまい肝心の看板や店が見えなくなってしまう。これが視界融合です。

視界障害と違って、よーく見ると見えないことはないので、これは厄介なことです。目を凝らして時間をかけて探せば見えるので、店の関係者は「見える」とばかり思い込んでしまうのです。でも、それは誤り。多くの人はそんな時間をかけてじっくり見分けようとはしません。だから、見えません。

この視界融合には、色が同化してしまう”色彩融合(図2)”や、形や動きなどが同化してしまう”フォルム融合”があります。

視界融合

図2

 

特に前者でよくあるのは、共同看板に掲示された店の看板が見えにくくなる現象です。また、商店街など多くの看板がある中ででも起きます(図3)。

 

視界融合 商店街

図3 商店街の他の看板と視界融合してしまいます。

 

赤やオレンジ色、黄色の看板がたくさんある中で、目立とうと思って赤い看板を掲出しても人々には見えません(図4)。

 

 

視界融合 郊外

図4 郊外ロードサイドでも看板の視界融合が起こります。

林立する赤い看板群

 

看板でなくても、背景が植物のグリーンや空のブルーであるところにグリーン系の看板を出しても同じようなことになります。

 

 


 

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