同業店は敵か、ライバルか? 連載15-1

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同業店は敵か、ライバルか? 連載15-1

店長の立地,飲食店経営

2020/11/01 同業店は敵か、ライバルか? 連載15-1

同業店は敵か、ライバルか

 

自店舗と同じかひじょうによく似た商品を扱い、売り方も同じかひじょうによく似ているような店を同業店と言います。

 

 

具体的には、ファストフードなら、マクドナルド、ロッテリア、ファーストキッチン、バーガーキング、そして再上陸の可能性があるウェンディーズがこれに当たります。

いずれも「ハンバーガー」を主力商品として扱い、売り方は「クイックサービス」です。

これに対して、売り方が「スローサービス」となると、モスバーガー、フレッシュネスバーガー、佐世保バーガーが同業店同士ということになります。

 

競合店

 

ところで、こうした同業店は、自店舗の売上げに対してどのような影響を与えるでしょうか。

 

 

一般的に、マイナスのインパクト(売上げ減少)を与えるとされています。

つまり、売上げを下げ、客数を減らすのですから、同業店は“敵”と言っても良いかもしれません。

だから、同業店のことを「競合店」と呼ぶのは致し方ないことかもしれません。

 

しかし、立地理論上は、同業店が必ずしも“敵”になるばかりと考えることはできません。これはどういうことかというと、同業店が自店の近くにオープンしても、売上が減少しないばかりか、逆に増加することもあるということです。

 

そもそも、その場所は、同業店が複数あることによって、店として面積や客席数が増加しますし、何より商品のバラエティが増えますので、それだけ「魅力度合い」がアップします。

 

つまり、それだけその場所は、より多くの人が「集まりやすく」、より多くのお金を落としてくれる場所になるはずです。

これは、「市場拡大」と呼ばれる同業店の出店効果です。

この市場拡大は、1店から2店になるときに、最低1・4倍になることが検証されています(1店の倍の売上げを100とした場合は140になるという意味です)。

 

こうしたことがあるから、例えば、古本店がたくさん集まって古本屋街ができると多くの同好者が集まりやすく、どの店も繁盛しやすくなります。

 

こういう例はたくさんあります。

 

 

 

同業店は敵か、ライバルか? 連載15-2 へ続く

 


 

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