行動ベクトルを理解しないと商圏は描けない。連載4-1

売上予測 30年の実績

048-711-7195

107-0062 東京都港区南青山2-2-15-942

月~金 9:00~18:00

lv_r

行動ベクトルを理解しないと商圏は描けない。連載4-1

店長の立地,商圏,飲食店経営

2020/10/21 行動ベクトルを理解しないと商圏は描けない。連載4-1

連載4(7月号)行動ベクトルを理解しないと商圏は描けない。

 

自然の脅威は、突然襲ってきます。

4月のアイスランドの火山爆発、5月には宮崎で口蹄疫の大発生。

こうした予測不能な事態に人々はおろおろするばかりです。

 

 

しかし、出店立地を決めるのに、おろおろしてばかりいてはいけません。

 

今回お話しする「行動ベクトル」は、とりわけ郊外ロードサイドに店を出すときに注意する必要のある立地用語です。

 

 

ただ、聞きなれない人が多いと思いますから、まず簡単に説明しましょう。

 

まず、たいていの人は、毎日似たような行動を取っています。

朝は何時に起きて、何時に出かけるか。どこに向かうか、どうやって向かうか。

そして何時にどうやって帰ってくるか等々・・・。

 

しかも、面白いことに、近くに住んでいる人同士でも、みなが全然別の行動をとるというようなことはありません。

 

何かしらの行動が似てくるものです。例えば、同じような時間に駅に向かう。土日は向かわない。

 

向かうときはある特定の道路なり、交差点を通る、というような事柄です。

 

 

 

こうやって、地域の人達は、似たような「方向」に向かって行動している。

この「方向」のことを「行動ベクトル」と呼ぶのです。

 

行動ベクトルが、なぜ立地にとって大事なことかというと、この方向にないものについては、人々は認知しない、行動しない傾向があるからです。

 

 

例えば、図1のように、地域Aに住んでいる人の多くが、日常的に、左から右へ向かって行動しているとしましょう。

 

 

行動ベクトル図1

 

つまり、行動ベクトルは右向きの「矢」になります。

 

すると、その同じ方向にある店(S店)は認知しやすいですが、その行動ベクトルとは、「直角」の方向にあったり(T店)、「後方」にあったりする(U店)場合は、認知することが難しいのです。

 

 

そればかりではありません。

 

行動ベクトルは、商圏の広がりを決めてしまうのです。

 

 

図2のように、遠いところなら、左から右へ(西から東へ)、近いところなら、北から南へ行動ベクトルがあるような場合、商圏は、行動ベクトルとは反対の方向、すなわち左(西)への方向と北への方向に広がる傾向になります。

 

行動ベクトル図2

 

その反対に、右(東)や南には広がりにくいのです。

 

 

 

 

 

 

行動ベクトルを理解しないと商圏は描けない。連載4-2 へ続く

 

 

 

 


 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
林原安徳:有)ソルブは、立地と高精度/売上予測で「不振店」を根絶します。

東京都港区南青山2-2-15 ウィン青山942 有限会社ソルブ
電話 03-3538-6603 メール問合せは、こちら
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

TOP