TGであぐらをかいたら、競合店に負けてしまう。連載2-1

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TGであぐらをかいたら、競合店に負けてしまう。連載2-1

店長の立地,店舗営業,飲食店経営

2020/10/19 TGであぐらをかいたら、競合店に負けてしまう。連載2-1

新緑の季節になりました。来週からは、ゴールデンウィークで、ほとんどの商売にとって書入れ時です。

ここで売上げを獲れるか否かで、一年が決まってきます。

 

とりわけレジャー地やレジャー地に向かう動線上にある店は、気合を入れていきましょう。

 

 

ところで、前回は、商売にとっては、商売に向いたTG(ティージー)=交通発生源がとても大切で、TGとTGの間には、動線ができるから、その動線こそが“おいしい”商売繁盛の立地だということをお話ししました。

 

しかし、今回お話しすることは、前回と少し矛盾するように感じるかもしれません。標題にあるように、「TGであぐらはかけない」というお話しですから。

 

 

 

良い立地というものは、本人だけが意識しないだけで、ひじょうに繁盛するような場所です。

 

あるいは、通行人も少なく、賃料も安いのに、予想以上にお客がやってきて毎月じゅうぶんな利益が出るような立地です。

こういう立地は、“本人が意識していない”と、困ったことが起こりがちなのです。

 

つまり、オーナーや店長の誤解です。

「私は良い経営をしている。良い商品を出し、良いサービスをしている」という誤解です。

 

つまり、本当はさほど商品やサービスの水準が高くなくても、売れていることを良いことに、利益が出ていることを良いことに、「これでじゅうぶんな水準なのだ」と誤解してしまいます。

 

こういう誤解が生まれると、オーナーや店長は店の変化に気づきにくくなります。

 

 

 

しかし、店は開店したその日から、日々汚れがつき続け老朽化が進行します。

そして、3年もするとオープン時とはまったく違った雰囲気になっているものです。

 

こういうことに敏感に気づくのは、やはりお客様のほうですが、その店の立地が良いためについつい習慣的に訪れてしまうものです。

 

 

ですから、みなさんは見たことはありませんか?

 

駅の回りや大型商業施設の周りに、みすぼらしくて壁が赤茶けて薄暗く、看板の文字が壊れていたり、ガラス窓に破れたポスターが貼ってあったりするような店です。

 

扉を開けると、愛想のない店員が、何の抑揚もなく「いらしゃいませー」というような店です。

QSCの低い店です。

 

こういう店が、TGの周りにはけっこうあるものです。

 

 

すると、そういう店を見た起業家はこう思ってしまうでしょう。

 

「このTGの周りは、だめだな。どの店も繁盛していない」。

 

もちろん、そう考えるのは早計です。

TGの周辺、TGとTGを結ぶ動線上は、良い立地なのであるにもかかわらず、繁盛しているようには見えない。

 

それが、「立地にあぐらをかいているから」だと考えることもできるのです。

 

 

 

もちろん、「あぐらをかかず」、しっかりと運営している店もあるでしょう。

ですから、よく観察してください。

 

近くにマクドナルドやセブンイレブンなどの有名で営業水準の高いチェーン店があれば必ず覗いてみましょう。

 

清潔さや品揃え、そして店員のサービスや心配りの状況などが高いはずです。

そして、それなりに繁盛しているはずです。客はほとんど途切れることなく訪れているはずです。

 

 

つまり、TGの近くや動線上であれば、立地にあぐらをかかなければ、繁盛店にすることができるのです。

 

あぐらをかいていれば、同業店=ライバル店が近くにできると、あっと言う間にお客様を奪われてしまいます。

昔ながらの酒屋さんが、近くにお酒も売っているコンビニエンスストアができただけで、潰れてしまいます。

 

コンビニのほうが安いとか品数が豊富とか、そんなことは滅多にないでしょう。

それでも地元の酒屋さんのほうが潰れてしまう。

 

 

閉店中

 

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