融資に売上予測は使えるか

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融資に売上予測は使えるか

売上予測,店舗開発

2020/09/25 融資に売上予測は使えるか

融資に使う売上予測は、ほぼ決まっている。

 

それは、平均法と呼ばれる売上予測の方法である。

平均法とは、その名の通り、既存店実績の平均を求めて、この平均値を売上予測の理論値とするものだ。

 

仮に、オープンした1店目の月商が、700万円であったら、2号店をオープンするときは、売上予測は、月商700万円である。

そして、実際の2店目の月商が800万円であったなら、700万円と800万円の平均をとって、売上予測は、月商750万円となる。

 

この平均法で算出した売上予測理論値を、銀行は最も信用する。

なぜかと言えば、それが”実績”だからだ。実績は、一番の”信用”になるのだ。

これが、この人、この企業の実力なのだと認めてくれる。

 

銀行員

 

立地について、いくら加味したとしても、それは信用されない。

 

また、

「実は、今までの店より客席数を2倍にして売上を倍増させたいのです。だから、前回の2倍の資金を融資していただけますか?」

と、銀行に頼んでもムダである。

客席を2倍にして、売上が2倍になるとは限らないし、そうした「予想」は単なる「願望」に過ぎないと冷静に判断するからである。

 

実績があることについては、説得力があるから、銀行は信用してくれる。

しかし、実績のないことには、いくら説得を試みても、銀行は信用しないから、融資はしない。

 

したがって、何の実績もない1号店目のオープンに、融資はしない。これが銀行の姿勢である。

 

平均法は、精度は低いが、銀行から融資を受けるにはもっとも適した売上予測の方法である。

 

 

また、平均法は、他の方法で求める売上予測による精度との比較に適している。

というのも、平均法は、唯一、分析者が何の手を加えない最も客観的なデータである。

だから、平均法で求めた売上予測の理論値と、実績値の差を算出しておいて、

別の売上予測の方法で求めた理論値と実績値との差と比べてみることができる。

 

平均法で-30%だったが、別の方法では-15%であるなら、その方法では高い精度で売上予測ができたということになる。

逆に、別の方法では-40%になってしまったなら、この別の方法には、価値がない、やる意味がないということだ。

 

要するに、融資に使える売上予測、平均法は、新たに開発した売上予測の方法が役に立っているかを見る大事なバロメータになるのだ。

 

 

 


 

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