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売上予測に大事な比較表と誤差率表
売上予測で表は欠かせない。
売上予測に関わる表で大事なのは、比較表と誤差率表である。
多くの店舗実績をもとに売上予測を行うが、私自身を含むたいていの人間はあまり多くの複雑な読み取りも理解もできないものだ。
そこで登場するのが、比較表である。
物件の立地条件が、他の既存店とどのように似通っているか、似ていないか、それを表にして理解するのである。
この時、比較に用いる店舗数は3、多くても4である。5以上の比較対象があると、理解は著しくこんなんになる。
この比較表だが、その作り方のコツとしては、直感的に類似性が高い物件同士を比較するようにするのだ。
たとえば、新宿に物件が出たとしたら、類似性を考えると、新宿や超広域マーケットにある店舗が良い。直観的に誰も異論は述べにくい。
そして、その証拠として、500m圏の年間小売販売額を挙げておくことができる。
物件:3646億円。南新宿店:2213億円。新宿中央通り店:5848億円、銀座八丁目店:2725億円、北池袋店:3116億円のようにである。
その上で、異なる点を明確にする。
例えば次のようにである。
平日通行量、物件:10000人、南新宿店:26900人、新宿中央通り店:10000人、銀座八丁目店:22200人、北池袋店:27300人
平日通行人女性比率、物件:32.6%、南新宿店:52.1%、新宿中央通り店:27.0%、銀座八丁目店:41.9%、北池袋店:34.7%
客席数、物件:80席、南新宿店:176席、新宿中央通り店:114席、銀座八丁目店:72席、北池袋店:112席
こうすると、物件は、通行量と女性比率で新宿中央通り店とよく似ていることがわかるが、客席数は物件がやや少ないことがよくわかる。
これによって、物件は新宿中央通り店と同じくらいの売上になるのではないかと想像できる。
果たして、新宿中央通り店の実績は1833万円/月であるから、1700万円くらいかなと想定する。
実際、この物件の売上予測理論値は、1556万円~1680万円(中央値1618万円)/月と試算されているので、あながち離れていない。
比較表を用いると、けっこう確かな予測ができるので、比較法という売上予測手法と言うことができる。
売上予測の表として、もう一つ大事なのは、誤差率表である。
名前の通り、売上予測の理論値Aと、実際にオープンした後で判明した売上の実績値Bを表記し、誤差(B-A)と誤差率(B-A)÷A を算出し表記したものである。
この表を見れば、売上予測の成果は一目でわかる。
ある意味、売上予測調査部の評価表のようなものである。
経営者もこれを見れば、投資の効果は一目瞭然であり、売上予測モデルを開発したことを後悔することはないに違いない。
東京都港区南青山2-2-15 ウィン青山942 有限会社ソルブ 電話 03-3538-6603 メール問合せは、こちら ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
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売上予測で表は欠かせない。
売上予測に関わる表で大事なのは、比較表と誤差率表である。
多くの店舗実績をもとに売上予測を行うが、私自身を含むたいていの人間はあまり多くの複雑な読み取りも理解もできないものだ。
そこで登場するのが、比較表である。
物件の立地条件が、他の既存店とどのように似通っているか、似ていないか、それを表にして理解するのである。
この時、比較に用いる店舗数は3、多くても4である。5以上の比較対象があると、理解は著しくこんなんになる。
この比較表だが、その作り方のコツとしては、直感的に類似性が高い物件同士を比較するようにするのだ。
たとえば、新宿に物件が出たとしたら、類似性を考えると、新宿や超広域マーケットにある店舗が良い。直観的に誰も異論は述べにくい。
そして、その証拠として、500m圏の年間小売販売額を挙げておくことができる。
物件:3646億円。南新宿店:2213億円。新宿中央通り店:5848億円、銀座八丁目店:2725億円、北池袋店:3116億円のようにである。
その上で、異なる点を明確にする。
例えば次のようにである。
平日通行量、物件:10000人、南新宿店:26900人、新宿中央通り店:10000人、銀座八丁目店:22200人、北池袋店:27300人
平日通行人女性比率、物件:32.6%、南新宿店:52.1%、新宿中央通り店:27.0%、銀座八丁目店:41.9%、北池袋店:34.7%
客席数、物件:80席、南新宿店:176席、新宿中央通り店:114席、銀座八丁目店:72席、北池袋店:112席
こうすると、物件は、通行量と女性比率で新宿中央通り店とよく似ていることがわかるが、客席数は物件がやや少ないことがよくわかる。
これによって、物件は新宿中央通り店と同じくらいの売上になるのではないかと想像できる。
果たして、新宿中央通り店の実績は1833万円/月であるから、1700万円くらいかなと想定する。
実際、この物件の売上予測理論値は、1556万円~1680万円(中央値1618万円)/月と試算されているので、あながち離れていない。
比較表を用いると、けっこう確かな予測ができるので、比較法という売上予測手法と言うことができる。
売上予測の表として、もう一つ大事なのは、誤差率表である。
名前の通り、売上予測の理論値Aと、実際にオープンした後で判明した売上の実績値Bを表記し、誤差(B-A)と誤差率(B-A)÷A を算出し表記したものである。
この表を見れば、売上予測の成果は一目でわかる。
ある意味、売上予測調査部の評価表のようなものである。
経営者もこれを見れば、投資の効果は一目瞭然であり、売上予測モデルを開発したことを後悔することはないに違いない。
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