売上予測を新規事業で実現する難しさは何か

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売上予測を新規事業で実現する難しさは何か

売上予測

2020/08/27 売上予測を新規事業で実現する難しさは何か

入店客調査

 

売上予測を新規事業で行うにはどうしたら良いか。

当然、ここでも売上予測モデルが必要である。

 

間違えても「勘と経験」だけで行ってはならない。

 

新規事業の場合、店はまだないのであるから、自社の既存サンプルも用意できない。

したがって、他社の同業種業態、あるいは、類似業種類似業態についてのサンプルを見つけださないといけない。

 

ここで、大きな問題が2つ生じる。対象とする業種業態をどれにするか、と、実績である。

 

しかし、業種業態のほうは比較的やさしい。客層や買われるシチュエーションが同じ、ないし似ているものを選べばよい。

例えば、ハンバーガーショップを新規事業で行うとするとき、その同業種はハンバーガーショップである。

このとき、最初からマクドナルドのような超有名ブランドを選んではならないのは言うまでもない。

あまり有名でない、むしろ無名に近いようなチェーンブランドを選ぶべきだ。

昨今流行りのカフェを新規事業として行うような場合でも同様である。コメダ珈琲、星野珈琲などを選んではならない。

この点さえしっかり選んでいれば、業種業態の選定は容易であろう。

 

問題は、その店の実績である。

 

過去さまざまな売上調査を行ったが、最終的にもっとも確実で効果があったのは、入店客調査である。

 

これ以外の調査は、レシート調査、聞き取り調査などがあるが、必ずうまく行くとは限らない。

 

たとえば、レシート調査は、一度その店で買い物をして、その時受け取ったレシート番号と1週間後に二度目に行った時のレシート番号との差を求めるやり方である。

20年くらい前ならこれでうまくいくチェーン企業は多かった。50年前ならマクドナルドでさえ連番であった。

しかし、最近のレジのシステム上、うまくしたもので、レシート番号が連番になっていることはほとんどない。

すると乱数でも使っているのかと思うかもしれないが、乱数などでなくても、一意性のある番号(発行したレシート番号のどれも重複することがない数字にする)などいくらでも作れる。

つまり、連番でないためレシート番号の差を計算しても、それが客数であるとは言えない。

 

聞き取り調査とは、その店の店長に「売上どう?」と聞くことだが、答えてくれる店長もときどきいる。

秘密に関してのガードがないので、世間話などをしていて油断させてしまえば、けっこう多くの店長が口を滑らす。

ひまそうな時間に店に行き「いつもたいへんだね~。きのうも雨で散々だったでしょう」とねぎらいをかけてから世間話をするのだ。

こんな突拍子もない声掛けでも、お客さま(とおぼしき人)からのねぎらいの言葉は店長にとって嬉しいものだ。けっして邪険にはできない。

 

ただ、この方法、必ずうまく会話をつなげ実績を聞き出すことができるとは限らない。これも高度な会話術を必要とする。

 

一番良いのは、入店客調査である。これは店の外から入店した人の数、出てきた人の数を数えるほうほうである。

あまり長時間、店の外に立っていると不審がられることもあるので注意が必要だが、もちろん違法なことはないので堂々と行うべきである。

営業時間中を通して行うので、30サンプル以上集めると相当な人件費になることだけは覚悟すべきだ。

 

 

昨今、カメラによる撮影という方法も考えられるかもしれないが、最低次の3条件は必要だ。

●小型であること。●8時間以上録画できること。●電源を内蔵していること。

また、うっかり失っても大損をしない程度の価格であることも必要かもしれない。間違ってもスマホなどを電信柱に貼り付けて撮影するなんてことは行ってはならない。
りっぱな器物損壊罪という罪になる。
ともあれ、売上予測を新規事業でできるようにするのは、以上のような難しさがある。

 

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