売上予測フォーマットは3つの区画があります。

売上予測のフォーマットはいろいろある。

売上予測を運用するときのフォーマットは、たいていMS-EXCELで作る。

これならば、多くのビジネスマンなら誰でも日頃から慣れ親しんでいるから、説明もほとんど不要だからだ。

しかも、Googleなどのクラウドサービスを使っていることもあって、わざわざMS-Excelを用意することもなく、かつ、屋外でも、別の事務所でも場所を選ばず活用できる。

フォーマットで売上予測に関する記載は、データの入力部、売上予測値の表現、その他のだいたい３区画に分かれる。

基本、その３つがA4の縦書き（または横書き）１枚に入るようにレイアウトを調節する。

データの入力部では、データをどこから入手すべきかや、データ入力の基準値なども書き入れる。書ききれないものは、別途、入力マニュアルを作って詳細に記載しておく。

売上予測値の表現では、重回帰モデルで得られた売上予測値やその上限/下限、各変数にかける係数と入力データが表示されることはもちろん、各変数と係数の積についてレーダーチャートなどで表現し、売上予測値に対してどれだけの重みがあるか、どの変数（立地の要因）が売上に影響しているかなどを直感的に分かるようにする。

その他では、クライアントの要望やニーズに応じて、いろいろな工夫を入れておく。

たとえば、営業（セールスや販売促進）を主体に行っているサービス業などでは、売上の月別サイクルがあるので、これをシミュレーションできるようにすると喜ばれる。

また、簡単な損益計算ができるようにしておいて、経費などのいくつかを入力するだけで、大雑把な事業計画を見ることができるようにしておくのも良い。

やはり経営者にとっては、売上よりも利益が重要だからだ。

売上予測のフォーマットは、重回帰モデルを完成させたらまっさきに作ると良い。

作り方にはコツがいるので、最初は熟練したものから教わるのが得策だ。