マクドナルドは売上予測モデルの開発に全力で立ち向かった

(有)ソルブ 林原安徳

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マクドナルドは売上予測モデルの開発に全力で立ち向かった

売上予測,売上予測調査部

2020/07/03 マクドナルドは売上予測モデルの開発に全力で立ち向かった

マクドナルドの売上予測モデルは、1980年代初頭に「ドライブスルー併設型郊外店舗(以下「ドライブスルー」)」がさかんに開店始めるとともに開発が始まった。

もともと都市繁華街での出店が主力であったが、なかなか出店が思うように進まなかった。

というのも、店舗展開それ自体がまったくの素人が担うところから始めており、立地の良否がよくわからなかったため、「当たりはずれ」が多かったためだ。

売上を予想しても、その予想通りに行くことはない。

最初の1号店こそ、銀座の三越にむりやり出店して、予想通り大盛況を獲得したものの、2号店の代々木店、3号店の大井町店はさんざんであった。

代々木店の場所は当時床屋さんで、少し駅から離れた場所であった。「ここで店を出すのはおやめなさい。失敗するから」とそこの主人に諫められたが出店してしまった。

大井町店の場所は大井町駅の西口ロータリーに面していた。そして、店の隣には、東京で2店しかない関西大手の百貨店「大丸」であって、活況を呈している。

ここでうまくいかないはずがないとかなり確固とした自信で出店したのだが、開けてみれば客が全くと言って良いほど来なかった。大失敗である。

(その失敗原因は、今になればわかっている。店が小さ過ぎたのと当時の知名度がまだまだ低かったためだ。)

売上予測どころの話ではない。

とにかく立地の要因がつかめない。何が売れる条件なのか?何が売れない条件なのか?皆目わからなかった。

けれども、藁をもつかむ気持ちで、店前の通行量だけは測定した。平日12時間、休日12時間。

その年齢層や学生・主婦・サラリーマン・子供などの区別や通行する様態など細かく調べたりした。

 

そして、わかったことが一つあった。

「要因が多すぎて、何が何だかわからない」ということだった。

 

例えば、「通行量測定」と一口で言っても、どの場所を測定してよいかさえ、一律には決められないということがわかった。

店舗前面といっても千差万別のシチュエーションが考えられる。通行する方向もあちこちだ。

もちろん、「見える」ことの意味も観察者によってマチマチになる。

 

そうこうするうちに、繁華街店舗での立地判定はあるていど慣れてきてはいるものの、「繁華街での売上予測は要因が多すぎてモデル化はできない」という結論が暗黙の了解になりつつも、その後も挑戦は続けられ、1990年には、繁華街についての売上予測モデルは完成させることに成功した。

 

一方、1980年代、ドライブスルーの開発が始まると、立地の要因が驚くほど少ないということが明らかになり、売上予測モデル開発の期待がかかった。

何しろ交通量の測定が単純にできた。交差点なのか、交差点から離れているのかだけの区別で、交通量が測定できたからだ。

他の明確な要因、特別なが次々見つかった、

「都道府県別牛肉消費量」や「都道府県別平均降雪量」という指標が売上に関係していることが突き止められたのもこの時期だ。

 

こうして、ドライブスルーの売上予測は1980年代後期には完成していた。関東版、関西版、遠隔地版と揃えられた。

 

いろいろ工夫改良され、21世紀になると、「TG敷地内にあるか」・「交通量」・「乗用車保有台数」これらの指標で分類した5つのカテゴリー別に、全国共通の5つの売上予測モデルが完成し、実用化されている。

 

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