売上予測の計算方法について とくに飲食店

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売上予測の計算方法について とくに飲食店

売上予測

2020/06/28 売上予測の計算方法について とくに飲食店

新店の売上予測では、その計算が重要です。

 

では、どういった計算を行えば良いのかというと、それは2種類あります。

1つは、モデルを作るための「計算」で、もう一つは、そのモデルを使って行う予測のための「計算」です。

この二つはまったく異なったことなので注意が必要です。

 

たとえば、キャッチ率法という売上予測の方法と、回転率法という売上予測の方法がありますが、これらを使う売上予測の計算方法は

後者のほうの「モデルを使って行う」計算です。

えてして、こちらのほうの計算方法はとても簡単なのです。

では、この場合で、「モデルを作るため」の計算はどうなっているかというと、ありません。

計算をほとんどしないでモデルを作ってしまうのです。

キャッチ率法という売上予測の考え方は、交通量に特定のキャッチ率をかけて客数を算出するというものです。

たとえば、ある場所で通行量が1500人いたら、その場所での客数は、2%をかけて出すということにします。

ですから、1500×0.02=30 で、客数は30人と言うわけです。

では、どうやって、この2%という数字になったのでしょうか?勘です。勘。

勘で2%とするのが一番簡単。

でも、それではあまりにもいい加減すぎるということで、実際に既存店の交通量を計測して、店の客数のデータも使って、キャッチ率を出すというのがあります。

そうすれば、10店舗あれば、10通りの交通量と、10通りの客数データができますので、「モデルを作る」ための計算ができるわけです。

その計算方法は、10通りの客数データの平均 ÷ 10通りの交通量データの平均 で、キャッチ率が出ます。

とても簡単です。

回転率法でも同様です。

回転率法というのは、客席数に回転率を掛けて、客数を出し、売上予測をしようというものです。

たとえば、30席ある飲食店ならば、これに回転率5をかけて、1日で30×5=150 で、150人の客数がある、というように計算するのが、「モデルを使って行う」計算というわけです。

これでも、この回転率は勘でいいのかということになって、実際の数字を使おうよとなります。

その計算方法、つまり「モデルを作るため」の計算方法は、上と同様で、

10通りの客数データの平均 ÷ 10通りの客席数でーたの平均 =回転数が計算されます。

 

けっきょく、キャッチ率を使った売上予測の方法も、回転率法を使った売上予測の方法も、こんなもんなんです。

 

それじゃあ、あんまりに立地を考えていないというわけで、登場したのが、「重回帰分析」を使った売上予測の方法です。

これの場合、売上予測の値は、「モデルを使って」行う計算方法は、上と同じように簡単です。

ただいろんな項目があるわけです。

たとえば、商圏人口に2をかけて、TG評価に3をかけて、視界性評価に4をかけて、競合性評価にマイナス5をかけてそれらを最後に全部足すという具合に計算するだけです。

では、この、2、3、4、-5という数字はどうやって決めたの?と言う点が、いままでと違うわけです。勘でも直感でもありません。

 

最低でも30店舗分の立地データを使って計算するわけです。

どういう立地データを使うべきかというのは、最初から決まっているわけではないので、これらを一つひとつ見つけてデータ化していく。

こういう意味では、「モデルを作る」計算方法はとってもたいへんになります。

でも、このたいへんさを乗り越えると、信じられないくらい精度の高い「売上予測モデル」ができるわけです。

 

マクドナルドなどのファストフードが立地を誤らず驀進して行ける理由はここにあります。その多くはこのたいへんさを乗り越えているからです。

 

今回は売上予測の計算方法についてやさしく解説してみました。

売上予測 重回帰分析

 

 


 

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