営業日数が増えると売上が上がる店、下がる店

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営業日数が増えると売上が上がる店、下がる店

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2020/06/13 営業日数が増えると売上が上がる店、下がる店

営業日数、営業月数という店がオープンしてから分析当日までの営業期間を売上予測の要素として使うことはよくある。

そして、これが重回帰モデルの説明変数としてかなりの相関を示すことは確かである。

基本的に、営業日数が増えれば増えるほど、売上は高いという相関である。

これは何を意味しているかと言えば、店がオープンしてから間もないと周辺の人々に店があまり認知されていない。それが時間がたつうちにしだいに人々の間に浸透してきて、店への興味が上がり、来店する機会、頻度が高まるというわけである。

この説明は確かに納得がいくものであり、事実、多くの店はオープンしたばかりよりも、2年3年経った方が繁盛していることは確かだ。

では、この傾向はずっと続くのかというと、これまた当然のことであるが、ある一定のところで、売上の伸びは止まってしまう。いわば商圏が飽和してしまう。

で、この上限が訪れるのはどのくらいかというと、3年から5年くらいのように思われる。この状況を良く説明できるのは成長曲線である。

 

ファストフードやファミレスには、そういった正の相関があったので、このような説明で納得がいった。

 

ところが、ゲームセンターの売上予測の分析では勝手が違った。

負の相関を示したのである。

つまり、月日が経てば経つほど売上が下がっていくのだった。これには恐れ入った。

とまれ、この説明もしなければならない。2つの意見が出された。

1つは、営業日数が増えるにつれて、店の老朽化、陳腐化が進んでいくため客が面白くなくなり客数が減っていき、売上も減っていくという考え方。

そして、もう一つは、最初はその地域で最もいかした店だったので客がいっぱい来たが、営業日数が増えるにつれて、同業店も改装したり、出店したりしてさまざまな競合状態に落ちいったので売上が減少したという考え方。

そのどちらかが正しいのかについてはデータが不足しており決定できなかったが、とにかく、ゲームセンターという業態が、営業日数とともに、陳腐化がおき売上減少がおきるということには変わりがない。

 

また、営業日数との相関がマイナスになるチェーン企業は増えだしており、オープン時こそそれなりに繁盛するがあとは売上は下がるだけが目立つようになった。

とりわけ、ラーメン店チェーンにこうした傾向がみられた。

極端な場合だと営業日数100日(数か月)~200日(半年)で半減から70%減はざらにあった。

 

 

成長曲線


 

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