知覚突出性が高い店舗は「見える」と言える

(有)ソルブ 林原安徳

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知覚突出性が高い店舗は「見える」と言える

立地について,視界性・看板

2020/05/26 知覚突出性が高い店舗は「見える」と言える

知覚突出性とは、対象物がそれ以外のものに比べてどれほど突出して見えるか、感じ取れるかという立地上の概念である。

立地について考えた店舗開発者たちは、物件(店舗)が「見える」ことの重要性を知っていた。と同時に、その見え方について言葉にする難しさ、数値化する難しさに直面していた。

ただ単純に、「お店がよく見える」だけでは、それがそう見える人の主観に過ぎないと言われてしまう。

したがって、たとえば次のように言い換えた人もいた。「10m離れたところからも見える」「100m離れたところからも、店の50%以上が見える」。

しかし、このように表現したところで、主観的と言われてしまえばそれきりである。

 

そこで、見えるとはどのようなことを言うのか、ということを私は考え、これをSORBICS立地論の中に加えた。

見えることを問題とするときは、まず。どこから見えるかを決めなければならない。そして、誰から、どのように見えるのかである。

この中で、もっとも重要なのは、「どこから、誰が」ではなく、「どのように」見えるのかである。

そして、見えるという中身に、実は重要な視覚に関する特性が関わっていることを突き止めた。

それによって見える有り方が、1つは、「視界融合」であって、もう一つは、「視界退行」である。

視界融合とは、対象物とそれ以外が「同じもの」として認識されてしまう認知現象であって、この理論的根拠は、ゲシュタルト心理学である。

この心理学によれば、「人間は『個』ではなく、『まとまり』で知覚する」ということである。そして、その結果として、「人間は『まとまらないもの』を知覚する」という。

これが、その通りであれば、人間は看板や店舗を、「まとまらないもの」として知覚しない限り、「見えない」ことになる。

つまり、人間は、対象物とそうでないものを、形や色あるいは動きなどで、まとめていることになる。

では、どういう形や色、動きがまとまりやすいか。こういう観点で、フォルム融合と色彩融合は考えられた。

 

一方の視界退行は、いわゆる「ハロー効果」に由来している。刺激量の大きい対象物をそうでない対象物より優先して知覚するが、時に「そうでない対象物」はまったく存在しないかのように扱う。

つまり、印象の大きいものを見るとその周りを見なくなるということだ。

 

そして、これら2つの現象は、人間の他の知覚でも同様である。

 

その中にあって、問題となる「店舗や看板」がいかに見えるようになっているかを見るのが、知覚突出性である。

 

言い換えるならば、知覚突出性が高いというのは、いかに、視界融合と視界退行を免れるようになっているかを記述することで証明できる。

簡便的に言うならば、「フォルム融合がなく、色彩融合がなく、ハロー効果が生じない」位置関係にあれば、その店、看板は「知覚突出性が高い」と言える。

 

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