なぜ地下鉄駅口の周辺はあんまり儲からない立地なのか

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なぜ地下鉄駅口の周辺はあんまり儲からない立地なのか

売上予測,立地について,店舗開発

2020/05/22 なぜ地下鉄駅口の周辺はあんまり儲からない立地なのか

地下鉄は、地上を走る鉄道に比べ、立地的に異なる現象を示す。

まず、乗客に目的性が高く、商業性向、すなわち、購買性向、レジャー性向がやや低い。

どの地下鉄でも、たいていはオフィス街(事業所街)を経由していることがその原因かもしれない。

 

だから、地下鉄の出入口付近での商店街の発達は期待したほどでなない。

 

もちろん、これには、地下鉄の駅出入口が、地上を走る鉄道と大きく制約を受けることに起因しているとも言える。

むしろ、多くの権利が錯綜する地上を避けて地下を走らせているわけであるから、むしろ反対なのかもしれないが、いろいろな制約に対して時間をかけて折衝していくという余裕なく建築している都合上、いろいろな妥協を重ねて出入口を選定していると考えるべきであろう。

 

すると、もう少し交差点に近いところが良いのに、とか、もう少し〇〇側が便利なのにというような不満が出るような場所に出入口ができるわけである。

 

だから、ややもすると、ほとんど誰も乗降しない出入口や、多くの乗客が乗降するのに狭い階段しか設置されない出入口ができてしまう。

 

こうしたことが、地下鉄の出入口に近いから立地が良いなどという考えがきわめて危険であることを示している。

 

少なくとも、同一の地下鉄駅の駅口Aと駅口Bの間のところは、きわめて危険な立地であることが多い。これは絶対注意すべきことである。

というのも、駅口Aは、この駅口に近い地域の人々が利用し、駅口Bは同様にこの駅口に近い地域の人々が利用する。

互いに、わざわざ遠くの駅口は利用しない。すると、駅口Aと駅口Bの間は、その間のわずかな人々を除き、どちらの人々も利用しないことは明白だ。

つまり、駅口Aは、駅口Bに近い地域の人々は利用しないし、同様に駅口Bは駅口Aに近い人は使わない。ということで、駅口Aと駅口Bの間はどちらの人々も利用しないのだ。

 

こうして、2駅口間という最悪の立地を含め、地下鉄駅周辺はあまり良い立地は望めないことがわかる。

 

赤坂駅 マクドナルド 

 


 

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