年中無休は言うほど易しいことではない

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年中無休は言うほど易しいことではない

店舗営業,立地について

2020/05/19 年中無休は言うほど易しいことではない

年中無休を始めに行ったのは、サービス業であっただろうが、これを企業として実現したのは、おそらくマクドナルドセブンイレブンであろう。1970年代のことである。

もちろん、店長一人が年中無休をやるわけにいかないから、店長の代わりになる人を用意しなければならない。店長補佐ないし店長代理という存在が不可欠である。そして、この2人が公休日をずらしながら勤務する必要がある。

 

マクドナルドの場合、この店長代理は、ファーストアシスタントマネジャー(略してファースト)が担った。しかし、当時は急速に店舗展開をしていたので、実質的にはセカンドアシスタントマネジャーがこれを担った。

後には、アルバイトの中で優秀な者を選んで、スイングマネジャーという名前で勤務してもらったが、夜の現金締めまで任せることができるのは、さらに選ばれたエースイングマネジャーが行った。

 

年中無休という仕組みそれだけでも、このように人材が幾重にも必要だった。

 

だから、年中無休のさらに上、常時24時間営業ともなると、至難の話しであった。

 

これをやすやすと行ったのが、牛丼チェーンに見られる和食ファストフードである。

中には、深夜をアルバイト1人のみに任せるというもはや”異常”としか言えない過酷な労働環境を行う企業が出てきて社会問題にもなった。

 

セブンイレブンなどのコンビニチェーンでの年中無休はファストフードに比べればたいへんでなかったような印象を受ける。

ある意味「レジ係り」さえいれば、毎日できると思われている。

しかし、このレジ作業こそ、最も重要な作業であることは、金銭を扱う点で、当然と言える。

 

店長がいないときにこれを任せるには、それだけの責任感がないといけないし、その責任を全うするためのノウハウも身につけておかなければならない。作業の細目、作業の手順、緊急時の対処法、緊急時の連絡先、さらには、顧客対応やクレーム処理まで気が休めない。

 

いい加減にやれば、その結果は見えている。

時には従業員、顧客の生命にもかかわる任務だ。

 

年中無休とは言うに優しいが、なかなか個人零細店がまねできる代物ではないことは確かだ。

 

 

年中無休

 

 


 

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