横断歩道は道路上での視界性を良好にする働きがある

横断歩道は、徒歩で通る人々にとっても、自動車で通るドライバーにとっても、その動きを止める働きをする。

人は自動車に乗っているときには、認知力がその人の面前で栗広がる風景の変化の速さに集中するために、一つ一つの対象についての処理を大雑把なものにしている。

つまり、風景は見えるが、店についての情報は曖昧である。

もちろん、徒歩であっても同様であり、なかなか気づかないものだ。

しかし、横断歩道で停止させられるとき、徒歩にせよ、自動車に乗っているにせよ、一時的に多くのことに感心、興味が行くようになる。

つまり、行動を制御されると、見えるようになるものができる。視界性が良くなるのだ。

ということは、同じ道路沿いであっても、横断歩道があれば、その周りは立地が良いことになる。

その影響は、見えない店、認知しづらい店ほど顕著になるものだ。

横断歩道とは、単に横断するための標識ではなく、それがその周辺の立地を良好にしていることを表しているとも言える。

もちろん、横断歩道で車を停車させたり、人の歩みを止めたりする時間は３０秒とか１分そこらしかないかもしれないが、全体を合計するとかなりな時間になることは言うまでもない。

交差点が近くにないのであるならば、せめて横断歩道がある道路沿いを選ぶべきだ。