売上予測の精度は、相関係数0.85以上としか言いようがない

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売上予測の精度は、相関係数0.85以上としか言いようがない

売上予測,統計

2020/04/30 売上予測の精度は、相関係数0.85以上としか言いようがない

売上予測の精度はどのくらいか、と売上予測の問合せで聞いてこられるお客さまがいる。

 

もっとも至極当然な質問で、売上予測を頼むからは質問してこない方がオカシイというぐらい大切な質問だ。

 

しかし、この質問に答えるのは簡単ではない。

というのも、売上予測の精度を正確に答えるには、統計学的な知識を必要であるからだ。

売上予測を統計学的に分析した人でもない限り、理解するのはたいへん難しい。

それでも、営業的には説明することができる。

弊社の答えは次のとおりだ。

「他社が行ういかなる売上予測の精度よりも高い精度です」

 

しかし、このような答えで納得する人はいまい。簡単に説明するからといって、「他社が行う売上予測の精度」がどのくらいのものか知らないのだから、他社と比較されてもイメージはつかない。

それでは、「他社の精度はどのくらいですか?」と聞かれておしまい。「他社の精度は、弊社より悪い精度です」と言っても答えにならない。

 

売上予測の精度を正確に表現するなら、統計学的な答えをするなら、「売上予測モデルの相関係数は0.85以上、0.9の場合もあります」になる。

 

マクドナルドでは、1990年頃の「インストア重回帰モデル」の相関係数は0.93に達していた。

 

相関係数とは、売上予測モデルで算出した理論値(予測値)と実際の数値(実績値)とのデータ組合せのバラツキのことを言う。

このバラツキが大きいほど、相関係数は小さく0に近く、バラツキが小さいほど、相関係数は大きく、1に近い。

 

社会現象を重回帰分析を使って、重回帰モデル(売上予測モデル)を作ったら、相関係数は0.85もあればたいへん精度が高いことを意味しており、ひじょうに有効なモデルを作ったことになる。

では、次の問題は、相関係数0.85とは、もっと簡単に言うとどのくらいの精度があるか、になる。

実は、これ以上、具体的に表現することは、統計学上はできない。

だから、人によっては、「85%の確率で合うこと」「答えはプラスマイナス15%の範囲内にある」などと(実際はマチガイなのだが)解釈するのが関の山だ。

 

売上予測の精度は「相関係数0.85」くらいです。と、答えて納得してくれそうなら(納得してくれなくても)、答えるのが良いのかもしれない。そういう時代になったような気もする。

 

文明が進んで、天動説から地動説に変わったようにである。

 

000galireo ガリレオ 地動説

 


 

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