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4次メッシュデータが使えるようになって売上予測は格段に進歩した
4次メッシュデータが一般の人でも使えるようになったのは1990年代にGIS(地理情報システム)というパソコンソフトが出回ってからのことです。
この4次メッシュデータは、今まで国勢調査や商業統計調査で得られたデータを、それまでの小地域(町、町丁目の地域)で集計していたものを、メッシュという一辺が約500mの四角形:厳密には台形に収まるようにして集計したものです。
そもそもこの四角形、メッシュは、日本政府がその大きさと場所を決めたものです。
その大本になったのは、東経と北緯です。たとえば、伊豆急行「河津駅」南口駅前の静岡銀行の看板が建っている所から真北と真南に線を引くとそれが「東経139度0分0秒」の経度線になります。
また、JR八高線「明覚駅」南側離れの木造建物の南角から真東と真西に線を引くとそれが、「北緯36度0分0秒」の緯度線になります。
ちなみに、東京駅は、丸の内中央口で、東経139°46′9.12″ 北緯35°40′41.76″ですが、この東京駅の地点で、経度1度当たりの幅をメートル法で表すと、1万キロm÷90×コサイン(35°40′41.76″)という計算式が使えるので、90.256kmになります。
これが、北海道の最北端、宗谷岬の北緯は45°31′14.50″ですので、同様の計算で、77.882km、九州の最南端、佐多岬の北緯は30°59′27.59″ですので、95.265kmです。
つまり、日本を経度1度ずつ切っていくと、北端では77.882kmの長さ、南端では95.265kmの長さというようにだいぶ異なってしまいます。
しかし、そこのところは、おおらかに構えて経度を1度ずつ切っていき、ついでに北緯は、こちらのほうは、3分の2度=40分ずつ切ってきましょう。
ちなみに、北緯を1度ずつ切っても、どこの北緯でも1度は10000÷90=111.111kmになります(説明省略)。ですので、40分は、111.111×40/60=74.074kmの長さになります。
そして、この横1度、縦40分で区切った台形(ほぼ長方形)の区画のことを1次メッシュと呼びます。
次に、この1次メッシュを南北と東西を8等分してできた図形の区画のことを2次メッシュと定義します。
すると、東西は、最小で9.735kmから最大11.908kmの長さ、南北は9.259kmの長さの四角形になります。
さらに、南北、東西を10等分します。これが3次メッシュです。
この場合の東西は、最小0.9735kmから最大1.1908km、南北は0.9259kmの四角形と言うわけです。
ざっくり言えば、東西、南北ともに約1kmの正方形というわけです。ちなみに、東西と南北がほとんど同じ0.9259kmの正方形になるのは、メッシュが北海道の留萌にある自衛隊演習場と東の網走湖を結んだ線のあたりにある場合です。
このメッシュが、東西が約1kmなので「1kmメッシュ」とも呼びます。
国勢調査や商業統計調査のデータを集計するにはとても良い(感じがする)ので、このメッシュの区画にデータを集計して、4次メッシュデータとしているわけです。
しかし、1km四方と言うのは、いかにも広すぎて、店舗などのポテンシャルを調べる上ではあまり参考にならないことが多いのです。
そこで、さらに3次メッシュの東西、南北を2等分して作られたのが4次メッシュというわけです。
これで、けっこう詳しい商圏分析などができるようになりましたし、按分集計するなどして、重回帰モデルにも取り入れることができ、売上予測の精度は格段と上がるようになりました。
伊豆急行「河津駅」前通りにある静岡銀行の看板=「東経139度0分0秒」の経度線が通るポイント
JR八高線「明覚駅」南側離れの木造建物の南角=「北緯36度0分0秒」の緯度線が通るポイント
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4次メッシュデータが一般の人でも使えるようになったのは1990年代にGIS(地理情報システム)というパソコンソフトが出回ってからのことです。
この4次メッシュデータは、今まで国勢調査や商業統計調査で得られたデータを、それまでの小地域(町、町丁目の地域)で集計していたものを、メッシュという一辺が約500mの四角形:厳密には台形に収まるようにして集計したものです。
そもそもこの四角形、メッシュは、日本政府がその大きさと場所を決めたものです。
その大本になったのは、東経と北緯です。たとえば、伊豆急行「河津駅」南口駅前の静岡銀行の看板が建っている所から真北と真南に線を引くとそれが「東経139度0分0秒」の経度線になります。
また、JR八高線「明覚駅」南側離れの木造建物の南角から真東と真西に線を引くとそれが、「北緯36度0分0秒」の緯度線になります。
ちなみに、東京駅は、丸の内中央口で、東経139°46′9.12″ 北緯35°40′41.76″ですが、この東京駅の地点で、経度1度当たりの幅をメートル法で表すと、1万キロm÷90×コサイン(35°40′41.76″)という計算式が使えるので、90.256kmになります。
これが、北海道の最北端、宗谷岬の北緯は45°31′14.50″ですので、同様の計算で、77.882km、九州の最南端、佐多岬の北緯は30°59′27.59″ですので、95.265kmです。
つまり、日本を経度1度ずつ切っていくと、北端では77.882kmの長さ、南端では95.265kmの長さというようにだいぶ異なってしまいます。
しかし、そこのところは、おおらかに構えて経度を1度ずつ切っていき、ついでに北緯は、こちらのほうは、3分の2度=40分ずつ切ってきましょう。
ちなみに、北緯を1度ずつ切っても、どこの北緯でも1度は10000÷90=111.111kmになります(説明省略)。ですので、40分は、111.111×40/60=74.074kmの長さになります。
そして、この横1度、縦40分で区切った台形(ほぼ長方形)の区画のことを1次メッシュと呼びます。
次に、この1次メッシュを南北と東西を8等分してできた図形の区画のことを2次メッシュと定義します。
すると、東西は、最小で9.735kmから最大11.908kmの長さ、南北は9.259kmの長さの四角形になります。
さらに、南北、東西を10等分します。これが3次メッシュです。
この場合の東西は、最小0.9735kmから最大1.1908km、南北は0.9259kmの四角形と言うわけです。
ざっくり言えば、東西、南北ともに約1kmの正方形というわけです。ちなみに、東西と南北がほとんど同じ0.9259kmの正方形になるのは、メッシュが北海道の留萌にある自衛隊演習場と東の網走湖を結んだ線のあたりにある場合です。
このメッシュが、東西が約1kmなので「1kmメッシュ」とも呼びます。
国勢調査や商業統計調査のデータを集計するにはとても良い(感じがする)ので、このメッシュの区画にデータを集計して、4次メッシュデータとしているわけです。
しかし、1km四方と言うのは、いかにも広すぎて、店舗などのポテンシャルを調べる上ではあまり参考にならないことが多いのです。
そこで、さらに3次メッシュの東西、南北を2等分して作られたのが4次メッシュというわけです。
これで、けっこう詳しい商圏分析などができるようになりましたし、按分集計するなどして、重回帰モデルにも取り入れることができ、売上予測の精度は格段と上がるようになりました。
伊豆急行「河津駅」前通りにある静岡銀行の看板=「東経139度0分0秒」の経度線が通るポイント
JR八高線「明覚駅」南側離れの木造建物の南角=「北緯36度0分0秒」の緯度線が通るポイント
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