数値化をすることで感性は分析の対象になり売上予測ができる。

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数値化をすることで感性は分析の対象になり売上予測ができる。

売上予測,立地について

2020/04/15 数値化をすることで感性は分析の対象になり売上予測ができる。

数値化は売上予測をするために不可欠の作業だ。

 

立地の判定にも、商圏分析にも、数字は欠かせないが、この際、重要なポイントは、データは数字ばかりではないということっだ。

視界性評価をするためには、感性を数値化しなければならない。動線評価をするためにもその強度を数値化する必要がある。

どうしても数値化が難しい場合は、ダミー変数を使うという手もある。

 

この説明をするには、「数」についての説明抜きにはできない。

 

数とは、尺度を表す。

 

この尺度には4通りの種類がある。

 

その第1に挙げられるのが、名義尺度である。これは、社員番号や銀行支店番号など、たいていは何かの名前を付ける代わりに数を付けるというものである。

紙幣に振られた番号もそうだし、メッシュコードとして付けられる番号や市区町村別識別番号やマイナンバーカードにある番号もそうである。

数字の大小にとりわけ意味はないし、要するに互いに異なった番号が付けられていることだけに意味がある。

 

この名義尺度より数字としての役割が1つ進んだものが、順序尺度と呼ばれるものである。

名前の通り、順序に意味がある。たとえば、背が高い順に番号を付けたり、あるいは、生まれた順に番号を付けたりすると、その番号という数が順序尺度である。

 

視界性評価を3段階で行う時、最も良く見える状態を「3」、最も見えない状態を「1」とすれば、3.2,1が順序尺度である。

これが視界性評価の数値化である。

 

順序に意味があるけれども、1と2の違いと、2と3の違いには計算上は同じ1だけれど、その意味の違いは問題にされない。同じだけの違いではない。

単に住所があるというだけに過ぎない。

 

だから、数字の役割としてもう一つ加えて、数の間に意味を持たせたのが、間隔尺度である。

この間隔尺度の一つは、日付などの時間である。1日の違いは、すべて同じ時間間隔である。2月と3月で、1日の長さが異なるということはない。

また、距離、長さも同様である。単位を付ければ、その単位で測られる同じ長さは、みなどこで測っても同じだ。

日本で測る1mもヨーロッパで測る1mも同じ長さである。ちなみに、メートルという単位を考えたのは、2400年前のアリストテレスだとされている。地球の4分の1周を10000kmとしたので、赤道の1周は4万キロメートルになっている。

 

貨幣の持つ単位にしたって同じである。日本国内であれば、北海道の1万円も、沖縄での1万円も同じ価値で用いられる。

 

間隔が同じなら、足し算、引き算も同じようにできる。長さ3mの間口と2mの間口があれば、合計で5mになる。

 

また、幅3m、奥行き2m、高さ5mの立方体は、30立方メートルの容積がある直方体である。

1mを100等分して1cmが得られる。

つまり、間隔尺度において、初めて数字らしい尺度になる。

 

しかし、現実には、0という基準点を持つ実体がある。

例えば、温度である。摂氏という測り方では、この温度の基準点は水が固体から液体に変化するときの温度を0度としている。

しかし、物理的な本当の0は、マイナス273度であり、この値より小さな温度はあり得ない(この温度を絶対零度として、Kで表す絶対温度である)。

ということで、

間隔尺度のうち意味のある0をもつ数字を、比率尺度と言う。

 

そうすると、面積や貨幣や統計値はたいてい比率尺度になってしまう。

 

売上予測で使う尺度は、間隔尺度以上であることが望ましいのだが、順序尺度でも使えることは使える。

ダミー変数の話しに戻る。

 

ダミー変数とは、何らかの条件を満たす場合に1、そうでない場合は0という数字を当てはめることで、事象を数値化する方法である。

 

例えば、視界性評価の場合、「街路樹が障害になって店舗が見えない」という変数を作り、該当する場合は1、該当しない場合は0とするわけだ。

こうしてたくさんの条件を作り、それぞれに0か2を入れることで、それぞれを変数とすることもできるし、その中の一部ないし全部をウェイトをかけて合計し変数にすることもできる。

これらを説明変数にして、重回帰モデルに取り込むわけだ。

 

アリストテレス m メートル

 


 

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