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交差点立地はほんとうに良いのか
通行人対象立地では、「駅前」がもてはやされるように、ロードサイドの車ドライバー対象立地では、「交差点」が立地として良いと言われてきた。
検証してみると、確かに、「交差点」は良い。
ロードサイドで繁盛している店の多くは、確かに「交差点立地」にある。
このことは、マクドナルドやすかいらーくなど多くのチェーン企業は早くから気づいており、次々と「交差点立地」を見つけ、出店してきた。
おおよそ全国の交差点という交差点は、ことごとくチェーン企業の店舗開発部隊が、調査、交渉にあたったと言っても過言ではないだろう。
だから、「出店できるような場所は、もう交差点立地にはない」と一部の「有識者」は指摘している。
要するに、交差点立地は取り尽したから、もう出店できないという悲観論が出ている。
しかし、こうした馬鹿げた評論が出るほど、多くの「有識者」は、立地を知らない。
交差点立地と一括りにできないのが、立地だ。
つまり、交差点立地は、場所によってさまざまな様態を示すというのが現実なのだ。
例えば、その交差点が、どんな道路が交差しているかがある。
国道、都道府県道、市区町村道、その他私道という道路管理者別の分類、
片側2車線道路か、1車線なのか、3車線なのか、あるいはまた、中央線が引かれないほどの狭い道路なのか、
交通量は、10万台なのか、5万台なのか、1万台なのか、5000台なのか、1000台なのか、はたまた 0台なのか、
交差の態様は、ふつうに地べたで交差するのか、オーバーパスが作られているのか、アンダーパスがあるのか、はたまた、鉄道といっしょに交差するのか、
さらに、信号機はついているのか、手動式信号機なのか、ついていないのか、信号機の色変化時間はどちらがどのくらいなのか、
歩行者の横断歩道はあるのか、それとも陸橋もあるのか、横断できないのか
交差点に、左折専用ラインがあるのか、右折線専用ラインがあるのか、
交差点が、高速道路の出入口となっていたり、SCなどの商業施設の出入口になっていたりしているのか、
等々のさまざななバリエーションがあり、それを一概に「交差点」と括ることは難しい。
ある意味、どこの立地に対しても、多くの人が自由勝手に「交差点」と呼んだり、呼ばなかったりしているに過ぎない。
仮に、「国道または都道府県道が交差している信号機と横断歩道付きの交差場所」くらいに一義的に定義したとしよう。
すると、たちまちこの定義に該当しないたくさんの「交差点」が出てくることに気づく。
国道でも都道府県道でもない道幅の広い交通量の多い市区町村道が交差するとどうするか、
国道は国道でも、道幅が狭く交通量も少ない道路だったらどうするか、
信号機がないといけないのか、
信号機があるなら、私道どうしの交差点でも良いのか、言い出したらきりがない。
それでも、店舗開発や立地調査を多数、長年やっていると、いくつかの類型を作ってそれに無理やり当て嵌めるようなことができるようになる。
そういうある種の主観的分類で、いろいろやってみると
たいていの場合、冒頭で言うように、「交差点立地」は売上げ・客数が高くなる傾向にある ような傾向が見て取れることが分かっている。
ちなみに、仮に厳密な交差点定義ができたなどとしよう。
そうしたら、どうして、交差点が立地として良好になるのか、論理的に考えてみよう。
交差点立地が良い理由
理由①
道路が複数交差することによって、交差点周囲の場所に、より多くの交通量の車両(車ドライバー)が接近するから良い。
(交差点があることによって、商圏がより広く広がるから良い。)
理由②
交差点では必ずどちらか一方の方向が信号待ちをすることができる。停車した車のドライバーは、走行している時よりもはっきりと明確に「物件(店または店の看板)」を知覚することができるから良い。交差点は視界性評価が良くなるから良い。
理由③
交差点は、背景や構造に特徴があったり、名前が付けられていたり、道路番号(国道○号線などの○)がわかる道が交差していたりするので、場所を覚えやすいから良い。
との3つの理由がある。
(ただし、これらについて社会学的に検証された論文はない。)
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23/06/12
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通行人対象立地では、「駅前」がもてはやされるように、ロードサイドの車ドライバー対象立地では、「交差点」が立地として良いと言われてきた。
検証してみると、確かに、「交差点」は良い。
ロードサイドで繁盛している店の多くは、確かに「交差点立地」にある。
このことは、マクドナルドやすかいらーくなど多くのチェーン企業は早くから気づいており、次々と「交差点立地」を見つけ、出店してきた。
おおよそ全国の交差点という交差点は、ことごとくチェーン企業の店舗開発部隊が、調査、交渉にあたったと言っても過言ではないだろう。
だから、「出店できるような場所は、もう交差点立地にはない」と一部の「有識者」は指摘している。
要するに、交差点立地は取り尽したから、もう出店できないという悲観論が出ている。
しかし、こうした馬鹿げた評論が出るほど、多くの「有識者」は、立地を知らない。
交差点立地と一括りにできないのが、立地だ。
つまり、交差点立地は、場所によってさまざまな様態を示すというのが現実なのだ。
例えば、その交差点が、どんな道路が交差しているかがある。
国道、都道府県道、市区町村道、その他私道という道路管理者別の分類、
片側2車線道路か、1車線なのか、3車線なのか、あるいはまた、中央線が引かれないほどの狭い道路なのか、
交通量は、10万台なのか、5万台なのか、1万台なのか、5000台なのか、1000台なのか、はたまた 0台なのか、
交差の態様は、ふつうに地べたで交差するのか、オーバーパスが作られているのか、アンダーパスがあるのか、はたまた、鉄道といっしょに交差するのか、
さらに、信号機はついているのか、手動式信号機なのか、ついていないのか、信号機の色変化時間はどちらがどのくらいなのか、
歩行者の横断歩道はあるのか、それとも陸橋もあるのか、横断できないのか
交差点に、左折専用ラインがあるのか、右折線専用ラインがあるのか、
交差点が、高速道路の出入口となっていたり、SCなどの商業施設の出入口になっていたりしているのか、
等々のさまざななバリエーションがあり、それを一概に「交差点」と括ることは難しい。
ある意味、どこの立地に対しても、多くの人が自由勝手に「交差点」と呼んだり、呼ばなかったりしているに過ぎない。
仮に、「国道または都道府県道が交差している信号機と横断歩道付きの交差場所」くらいに一義的に定義したとしよう。
すると、たちまちこの定義に該当しないたくさんの「交差点」が出てくることに気づく。
国道でも都道府県道でもない道幅の広い交通量の多い市区町村道が交差するとどうするか、
国道は国道でも、道幅が狭く交通量も少ない道路だったらどうするか、
信号機がないといけないのか、
信号機があるなら、私道どうしの交差点でも良いのか、言い出したらきりがない。
それでも、店舗開発や立地調査を多数、長年やっていると、いくつかの類型を作ってそれに無理やり当て嵌めるようなことができるようになる。
そういうある種の主観的分類で、いろいろやってみると
たいていの場合、冒頭で言うように、「交差点立地」は売上げ・客数が高くなる傾向にある ような傾向が見て取れることが分かっている。
ちなみに、仮に厳密な交差点定義ができたなどとしよう。
そうしたら、どうして、交差点が立地として良好になるのか、論理的に考えてみよう。
交差点立地が良い理由
理由①
道路が複数交差することによって、交差点周囲の場所に、より多くの交通量の車両(車ドライバー)が接近するから良い。
(交差点があることによって、商圏がより広く広がるから良い。)
理由②
交差点では必ずどちらか一方の方向が信号待ちをすることができる。停車した車のドライバーは、走行している時よりもはっきりと明確に「物件(店または店の看板)」を知覚することができるから良い。交差点は視界性評価が良くなるから良い。
理由③
交差点は、背景や構造に特徴があったり、名前が付けられていたり、道路番号(国道○号線などの○)がわかる道が交差していたりするので、場所を覚えやすいから良い。
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