心の余裕がなければ、自由な消費行動は起きない

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心の余裕がなければ、自由な消費行動は起きない

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2019/08/22 心の余裕がなければ、自由な消費行動は起きない

前回は「遊び」の要素が加えられた商業施設は「最強のTG」という話でした。
今回はその反対の話しです。

 

「遊び」の反対語は何でしょう。

「仕事」ですね。
「労働」と言ったほうが良いかな。
「仕事が趣味。仕事が遊び」という独自な考えをもっている人もいるようですから。
「勉強」とか「研究」とか言う人もいるかもしれません。
ここでは、話をややこしくしないために「労働」ということにしましょう。

「遊び」では、心が開放的で、お金を使うことにもあまり抵抗がない状態です。
しかし、「労働」ではどうでしょうか。
精神を集中し、いつも緊張感している状態です。
ボーっとしていようなものならば、「こらー、何ボーっとしている!」と上司に叱られかねません。

ですから、「労働中」あるいは「労働前」には、心の余裕が生まれにくい。
心の余裕がなければ、自由な消費行動は起きません。

 
つまり売れない。

 

 

多くの人が朝、出勤のために家から駅やバス停に向かいます。
あるいは、バス停から駅に向かいます。
そして、オフィス街では駅からオフィスに向かうといった行動をとります。
しかし、こういう人がどれだけ多く歩いていても、それは“商売には向かない”動線なのです。

 

 

確かに、喫茶店やカフェ、ファストフードなら、一服する人がいるではないかと思われるかもしれません。
しかし、そこでステーキを食べたり、ゆっくりコーヒータイムを楽しんだりしている人はほとんどいないことに気付かないといけません。

ただし、就業時間後は、やや違ってきます。
「休憩」や「懇談」「気晴らし」の時間を欲しています。
そういうニーズに応えられる商売なら、オフィス街からの帰り客を狙うのは正しい選択となります。

 

しかし、それは、通勤者全員に共通しているわけではありません。

 

そうやって、寄り道するのは、どちらかというと少数派だからです。
多くは、「一刻も早く家に帰りたい」のです。

 

 

だから、大型オフィスビルやオフィス地域は、「交通発生源」としてはTG(ティージー)に当てはまりますが、「お金を使う人々がたくさんいる」という意味においては、TGとはなりえないのです。

 

もう一つ、大学や研究所も、同じようにTGとして見ることができないことの方が多いのも、そこに通う人々が、「遊び」とは対極にある「学業」や「研究」を目的としているからです。

 

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