次は、3番目の市場力を探すこと

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次は、3番目の市場力を探すこと

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2019/07/04 次は、3番目の市場力を探すこと

少しおさらいをすると、市場力は、地域の違いばかりではなく、ビジネス業態の違いによっても変わってくる。つまり地域別、ビジネス別の「繁盛可能性」を数値として表したものでした。
ファストフードにとっての「市場力」は、商業集積力「小売業年間販売額」でした。
別の指標として挙げたのは、「年収ランク別世帯数」。ただし、これは推計値であり、「世帯別」の指標でした。
この指標データは、見つかってまだあまり知られていないため、高額なソフトウェアGIS(地理情報システム)の高額な目玉商品用として売られている(全国版データで、80万円から150万円もします)。
でも、みなさんはご心配無用。私の開発した弊社の「統計てきめん2プレミア」を持っていれば、この「年収ランク別世帯数」は標準装備されています。

では、第3番目に、「市場力」の指標となりうるものは、何でしょうか?
ここからが本題です。

 

 

実は、この3番目からが厄介なのです。

 

例えば、マクドナルドでは、商圏内の「大学の在籍学生数」という指標が一時期強い市場力として扱えることがわかっていました。
しかし、ほかの業種業態では滅多にこの指標が「繁盛度合いの可能性を示す」ことはありません。
あるハンバーグレストランチェーンでは、「最終学歴が大学・大学院卒業」の人口が、市場力の指標になりました。
また、あるチェーンでは、「2階建て集合住宅(=いわゆる『アパート』)」に住む人口が市場力になりました。

 

変わったところでは、「ガソリンスタンドの数」が市場力になったこともあります。

 

このように、予期せぬ統計値が市場力になることが多い。これが事実です。

 

ファミリーレストラン

 

しかし、市場力を示す指標がひとたび見つかれば、その利便性は計り知れないものがあります。

例えば、ファストフードならば、小売年間販売額が第一の指標になるのですから、全国を統計的にしらみつぶしに調べ、どこがその指標の値が大きい地域かをリストアップすれば、それがそのまま、出店戦略になります。

 
事実、マクドナルドは少なくとも10年前まではそうしていました。大きな商業集積かどうかは、どうやって調べるか。
一番簡単で、安上がりなやり方は、「感覚に頼るやり方」です。
例えば、東京ならば、新宿、池袋、渋谷、有楽町・銀座・日比谷、東京駅、上野・御徒町はすぐに想定できるでしょう。さらには、吉祥寺、自由が丘、下北沢、北千住、品川なぞはどうでしょうか。さらに、青山、原宿、恵比寿と続けるならば完璧。

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